ソウル市は１６日、作業員の死亡事故を受け工事を即時中断するよう通告。水族館と映画館の営業停止も命じていた。

１６日には7～８階部分のコンサートホールの天井工事現場で、足場から落ち倒れ田見られる６０代の作業員が、病院に搬送中に死亡している。
ロッテ側は「作業員の死亡をはじめ最近発生した一連の事故で市民の皆様に心配をお掛けしたことをお詫びする」と述べた。
また、市の営業停止命令を忠実に履行すると強調。「ソウル市と協議後、外部専門機関による詳細な安全点検を実施し、後続措置を取る」と約束した。
　市は１０月に第２ロッテワールドの低層部と呼ばれる商業施設の臨時使用申請について、承認決定を出した。ただ、安全上の問題が発生した場合は使用制限や承認の取り消しもできるとの条件をつけた。
第２ロッテワールドは１０月１４日に商業施設がオープンし、２０１６年末には大規模テーマパークとして韓国で最も高い１２３階建て（５５５メートル）の超高層ビルが完工する予定だ。だが、商業施設のオープン前から建設現場での事故や地下鉄工事もしくは、隣接の湖の水位が下がった時期があり、その影響と騒がれている周辺道路の陥没や地下に巨大空洞が確認されるなど安全問題がたびたび浮上している。
以上、韓国紙参照

１７日には、工事労働者の死亡事故発生のほか、ペットボトルに入れた動物の糞尿を施設内で撒き散らす事件も発生している。
　　韓国では、内装とはいえ、上層階が工事中の建築物件の営業を許可するなど、日本ではほとんど考えられないことがなされている。
　　それにしても、低層階建物の商業施設の当初の開業予定は年初、ずれ込み５月、その次には７月に開業予定を申請して、結局、ソウル市が許可したのは、１２３階建のメインタワービルの再三の問題などあり、なかなか許可せず、１０月に開業するに至っていた。
　こうした間にも、低層階建物(商業施設ビル)については、内装など完璧に工事履行できたはずだが、開業してから、ボロがボロボロで出ている。
　また、ソウル市当局の営業停止命令に対し、「それを受け入れると表明」は、ロッテは何様と思っているのだろうか。ロッテ財閥の姿勢は、国民の安全より利益優先の姿勢がありありだ。
　　
ロッテは、まだ、１代目が取り仕切っているが、ほかの財閥は２代目、３代目に経営が移行してきている。２・３代目は、元々おボッチャちゃま・おジョウちゃま育ち、周りからチヤハヤされ育ち、財閥中核企業に入社してからも３～５年で取締役に上り詰め、韓進グループの３代目の女性副社長のような天上天下唯我独尊の者が多いという。
３代目に至っては、創業者の苦労なども見ておらず、また甘やかされて育ったことから、性格まで歪んだまま経営に当たっているようだ。日本の企業にも言えるが、２代目・３代目が会社を潰すとよく言われる。
ロッテも財閥だから許されるという奢りは、２代目・３代目に対しても禁物だろう。