アイコン 11月の小売業者80社の売上高動向 消費持直し? これまでに発表された分のみ

ホークスセール
ホークスの日本一記念セール、開店前の行列
12月20日までに発表された11月の主に上場の小売業者の売上動向は、百貨店では大都市は回復してきたが、地方都市ではまだ水面下が続いている。
スーパーマーケットは、回復してきているようだが、地方のスーパーの情報開示は限られ確定はできない。
コンビニは、最近負けが続いているローソンとイオンの政策の失敗かミニストップの売上高のマイナスが続く。
ファッション店舗は、11月は例年より高い気温で推移したため、冬物衣料の売れ行きが伸びず、ユニクロも伸びは少なく、全般に苦戦している。(12月は天気予報とは異なり寒く、売上高は持ち直していると見られる。ただ、大雪で外出を控えた可能性もある)

飲食では、前任の経営施策が失敗している日本マクドナルドの販売不振は続き、ワタミは議員どころの騒ぎではなくなっている。すき家はブラック報道が響き人 手が集まらず、店舗の一時閉鎖や深夜時間帯の閉店も出ており、売上高が減少するのは仕方ないことだろう。豪州肉の値上がりと円安も業績には痛い。
地方都市に多く所在するホームセンターも売り上げ不振が続いている。

耐久消費財では、家電や家具が、住宅着工戸数の低迷が続いている影響を受け苦戦している。乗用車も11月は前年比▲10.2%販売台数が落ち込んでいる。 車は4月の消費税増税の影響を受け、今後3月までは、前年同月比では、駆込需要の反動から大きな販売台数の落ち込みとなる。
消費税増税で落ち込んだ国民の消費は、中央から回復しているようではあるが、地方ではまだまだのようだ。また、耐久消費財の購買につながる住宅の新築着工 は2桁台の落ち込みが続いている。今後、超円安による輸入低価格品を扱う店舗は、百均のように価格転嫁がなかなかできない業態店舗もあり、売上高だけでは なく営業利益も注視していく必要がある。

政治は、円安政策により投資家と輸出企業の景気は絶好調となり増税したものの、庶民の懐は落ち込んだまま、そのしっぺ返しを食らっている。
12月は外は寒すぎ、懐も寒いという庶民にとってWインパクト。は~るよこい。は~やくこい。

11月の小売事業者と団体80社の業績動向
12月1日~20日までに発表された分
社名・団体名
業種ほか
11月の動向
日本百貨店協会
 
外国人観光客売上高は2.5倍
日本百貨店協会
 
売上高は▲1.0%減の5,581億円
東京地区百貨店
 
売上高は0.3%増の1,459億円
J.フロントリテイリング
大丸・松坂屋ほか
連結売上高は0.0%減、百貨店▲0.3%減
高島屋グループ
 
百貨店総売上高は▲0.3%減
H2O
阪神・阪急ほか
連結売上55.7%増、百貨店事業は3.9%増、スーパー事業は7.2%増、イズミヤ事業は▲4.9%減
三越伊勢丹
百貨店
売上高は0.7%増
高島屋
百貨店
店頭売上高は0.6%増
そごう・西武
百貨店
売上高は0.1%増
JR名古屋タカシマヤ
百貨店
売上高は3.3%増の111億8200万円
 
 
 
ヤオコー
スーパー
売上高は13.1%増
エコス
スーパー
売上高は4.9%増
マルエツ
スーパー
売上高は6.8%増
バロー
スーパー
全店売上高4.0%増
ユニー
スーパー
売上高は▲6.6%減
神戸物産
業務用スーパー
単体売上高3.2%増の155億円
 
 
 
ローソン
コンビニ
全店売上高は▲0.2%減
ファミリーマート
コンビニ
全店売上高は6.8%増
ミニストップ
コンビニ
全店売上高は▲5.3%減
 
 
 
パルコ
ファッション
売上高は2.2%増
丸井グループ
ファッション
小売事業の売上高は▲1.4%減
ユニクロ
ファッション
売上高は4.7%増
アダストリア
ファッション
ポイント4.8%増、トリニティアーツ43.5%増
TSIホールディングス
ファッション
全店売上高は▲2.5%減
ユナイテッドアローズ
ファッション
売上高は▲0.3%減
三陽商会
ファッション
売上高は定番ウールコート好調で5%増
ベルーナ
ファッション通販
売上高は▲7.5%減
スクロール
ファッション通販
売上高は▲13.3%減の54億6400万円
青山商事
紳士服
売上高は▲7.5%減
AOKI
紳士服
売上高は▲7.3%減
 
 
 
マツモトキヨシHD
ドラッグストア
売上高は2.0%増
コスモス薬品
ドラッグストア
売上高は11.0%増
サンドラッグ
ドラッグストア
売上高は5.1%増
ウエルシアHD
ドラッグストア
売上高は9.0%増
カワチ薬品
ドラッグストア
売上高は▲3.5%減
クリエイトSD
ドラッグストア
売上高は7.0%増
ココカラファイン
ドラッグストア
全店売上高は1.5%増
ツルハHD
ドラッグストア
売上高は21.3%増
クオール
調剤薬局
調剤報酬高は▲1.0%減
 
 
 
ヤマダ電機
家電量販店
売上高▲6.9%減
ビックカメラ
家電量販店
単体売上高は3.2%増、グループ▲1.9%減
コジマ
家電量販店
売上高は▲9.5%減、携帯電話14.7%増
ケーズHD
家電量販店
売上高は▲1.6%減、テレビ3.2%増
 
 
 
コーナン商事
ホームセンター
売上高は前年並み
ナフコ
ホームセンター
売上高は▲5.1%減
島忠
ホームセンター
全店売上高は▲4.0%減
DCM
ホームセンター
売上高は▲5.8%減、ホーマック・カーマ・ダイキ
 
 
 
アルペン
スポーツ用品
全社売上高は8.5%増(12月05日)
ヒマラヤ
スポーツ用品
売上高は3.4%増(12月05日)
ゼビオ
スポーツ用品
全店売上高はゼビオ5.1%増、ヴィクトリア5.5%増
ジーフット
靴販売
売上高は7.5%増(12月10日)
ABCマート
靴販売
売上高は10.3%増(12月02日)
チヨダ
靴販売
売上高は▲7.4%減
 
 
 
良品計画
生活雑貨
売上高は12.2%増
ドン・キホーテ
雑貨販売
売上高は16.1%増
ミスターマックス
雑貨販売
全店売上高は11.0%増
ニトリ
家具・雑貨
全店売上高▲2.6%減
 
 
 
すかいらーく
レストラン
グループ合計売上高は5.0%増
ロイヤルホスト
レストラン
売上高は5.6%増
サイゼリヤ
イタ飯レストラン
売上高は5.4%増
すき家
牛丼
売上高は▲8.1%減
吉野家
牛丼
売上高は24.3%増
日本マクドナルド
バーガー
全店売上高は▲12.4%減
モスフード
バーガー
全店売上高2.2%増
スターバックス
珈琲店
売上高は7.5%増
ドトールコーヒー
珈琲店
売上高は1.1%増
トリドール
丸亀製麺
売上高は12.6%増
かっぱ寿司
回転寿司
売上高は4.4%減の56億円
プレナス
お弁当・食堂
ほっともっと全店売上高は3.0%増
ワタミ
料飲食・弁当
売上高は▲17.0%減
コロワイド
甘太郎・牛角
売上高は1.3%増
 
 
 
セリア
百均
売上高は6.6%増
キタムラ
総合写真店
売上高は13.0%増
オートバックス
カー用品販売
全店売上高は▲8.1%減の279億円
ブックオフ
中古本屋
売上高は0.8%増
アスクル
事務用品通販
売上高は9.7%増の225億円
日販
書籍卸
雑誌・書籍・コミック売上高は▲2.2%減
 

 
[ 2014年12月22日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索