アイコン 11月の小売業販売額0.4%増 /経産省 5ヶ月連続増

経済産業省が26日発表した11月の商業販売統計(速報)によると、小売業の販売額は0.4%増えた。前年を上回るのは5ヶ月連続。
前年に比べ週末の休日が多かったため、衣料品などの販売が伸びた。ただ、自動車や石油製品の販売額減少で、10月(1.4%増)から伸び率は鈍化した。
 小売業の内訳をみると、
織物・衣服・身の回り品が3.9%増。
飲食料品は2.6%増。
自動車が▲5.5%減、
燃料は▲5.0%減。

大型小売店は2.0%増の1兆7,298億円。
既存店ベースは1.2%増。
このうち百貨店は1.5%増(注)
スーパーは1.0%増。
コンビニエンスストアは5.2%増の8,628億円。
ファストフード及び日配食品などが伸びた。
既存店ベースでは0.6%増えた。

同時に発表した専門量販店販売統計(速報)によると、
11月の販売額は、家電大型専門店は3,516億円、
ドラッグストアが3,894億円、
ホームセンターが2,762億円となった。
(この3業界は、経産省に販売資料の蓄積がなく、まだ前年比較ができていない)

(注)、日本百貨店協会が発表していた11月の全国百貨店売上高概況によると、全国の百貨店(調査対象83社・239店)の売上総額は約5581億円(前年同月比▲1.0%減)となり、8ヶ月連続のマイナスとなっていた。10月も、全国の百貨店(調査対象83社・238店舗)の売上総額は約4783億円(前年同月比▲2.2%減)となり、7ヶ月連続のマイナスとなっていた。
何で経産省の数値と違うのだろう。既存店ベースならばなおさらのこと。

<商業統計>
平成26年11月の商業販売額は38兆2960億円、前年同月比▲2.7%の減少となった。
これを卸売業、小売業別にみると、
卸売業は26兆6600億円、同▲4.0%の減少となった。
小売業は11兆6360億円、同0.4%の増加となった。
なお、商業販売額の季節調整済前月比は、▲2.3%の減少となった。卸売業は同▲
1.9%の減少、小売業は同▲0.3%の減少となっている。

 

[ 2014年12月26日 ]
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