アイコン なんと!設計もなされていなかった/遅々として進まぬ工事 平昌冬季五輪 

平昌冬季五輪を開催するため新設される6ヶ所の競技場は、まだ工事は遅々として進んでいない。
こ うした遅れの原因は、大枚を出す開催スポンサーも現れず、金なしの組織委員会であったことに加え、政府と平昌五輪組織委員会・江原道が予算の負担問題で双 方折れず、着工が遅れたことが挙げられる。また、昨年末には、工事の遅れを心配した国際オリンピック委員会(IOC)が提案した「分散開催」問題もあっ た。
尻に火が付き、韓国だけで行うことを韓国政府は確認し、IOCも分散開催意向を撤回した。

「建物設計もできていない現状」
江原道江陵市に建てられる鏡浦スピードスケート競技場は、新設競技場の中で最も遅い昨年10月に工事が始まったばかりで土木作業が急ピッチで進められている。
ところが、当施設の建物設計すらまだ終わっていないという。設計と同時並行的に土木工事が行われている。
建物設計は41%、土木工事は58%が完了し、全体の工程率は6%に達すると韓国側は喜んでいる。

<テストランは開催1年前>
工事を急いでいるのは、「テストイベント」の日程に合わせるためだ。五輪開催地は開催1年前に競技場施設や運営状況をチェックするため、開催地の競技場でテストイベントを行わなければならない。
2018平昌冬季五輪では、2017年2月に全種目のテストイベントを行うことになっている。

ほかの新設競技場5ヶ所は、予定では2016年10~11月に完成し、テストランも問題ないとしている。
しかし、これは今後、ほかの豪雨・豪雪など外部的な不測の事態が発生しなければの話・・・。

  ロシアのソチオリンピックも、工事が大幅に遅れていたが、銭だけは山のように投入していたことから、開催に当たり、大きな問題は生じなかった。
 しかし、平昌の場合、設営の投資額について、国も道もまだケチぶり続けており、単独開催自体も一枚岩ではない。

0209_09.jpg
2月4日撮影の鏡浦スピードスケート競技場の現状

 

[ 2015年2月 9日 ]
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