アイコン 韓国MERS 平沢聖母病院に中東帰国者入院、感染拡大 30人/41人中

 

韓国保健福祉部は5日の会見で、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス感染者41人のうち30人が京畿道平沢市(ソウル南西約60キロ)の平沢聖母病院で感染したと明らかにした。

中東帰国者は5月11日発熱発症、5月15日~17日の2日間、平沢聖母病院に入院していた。
その後(17日~20日)転院しているが、転院した入院先病院は、MERS感染を疑ったようだ。感染の問題が生じていない。

5月20日当局から初めてMERS感染を確認、当病院関係者間で感染拡大、29日になり、感染が急拡大したことから、やっと平沢聖母病院を閉鎖した。

平沢聖母病院では、病院関係者(医師・医療スタッフ)、入院患者、見舞い客などが次々に感染、直接感染者数だけでも、6月5日現在の総感染者41人中30人に上る。
(これまでのマスコミ報道では、京畿道の大病院に比べ小さな病院と記載されていたが、実際は、田舎では大病院のようだ。)

保健当局は5日、これまで情報隠蔽により、感染を危惧する国民の病院名を明らかにするようにとの要望を拒み続けたものの、(発生から15日)やっと平沢聖母病院であると病院名を明らかにしたもの。
当局はまた、「先月15日から平沢聖母病院が閉鎖された29日までの間に来院した人を全員調査する」と発表。「当病院を(当期間に)訪れた人は申し出る」よう要請した。
(今頃に、遅くとも22日感染者が出た段階で行うべきだった)

来週早々にWHOの専門家が来韓する事から、すでに情報開示問題では香港との間で国際問題にもなっており、感染源となった平沢聖母病院だけでも発表に至った可能性がある。

パニックを起こしやすい国民体質もあり、情報開示は限定されるものではあるが、当局が感染源となった平沢聖母病院の名を開示しなかったばかりに感染拡大した責は、当局が負う必要があろう。

<空軍の軍人6人感染>
また、同病院には空軍の軍人1人が入院しており感染、それを見舞った90人が隔離されたと伝えられていたが、5人が感染していたことが5日判明している。平沢市には烏山空軍基地があり、韓国と米国が共同使用しており、基地内での感染拡大が懸念されている。隔離された90人は軍病院に入院隔離されている。

<エアコン説浮上>
当病院で感染が広がった原因にエアコン説が浮上しているが、原因としては乏しい。当病院は写真で見る限り大きく、エアコン説では免疫力も落ちている入院患者への感染がもっと増加しているはすだ。

韓国MERSコロナウイルス感染
 5月4日MERS感染の68歳の男性中東から帰国、
⇒11日発熱・発症、
⇒12日~15日にA病院を外来受診。
⇒15日~17日に京畿道の平沢市の平沢聖母病院に入院。
⇒17日~20日にC病院に救急外来受診し入院(18日~20日)、
⇒18日ソウルのD(総合)病院で診察(MERS感染を疑い通知、当局無視)、
20日感染確認、専用病院に隔離入院、
・ 平沢聖母病院の入院患者・見舞い客などに伝染した。
30日平沢聖母病院閉鎖
 
 
0606i.jpg
[ 2015年6月 6日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
市立大村市民病院改築工事の出来レース(06/23 08:25) 2015:06:23:08:25:01
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP

↑トップへ