アイコン 韓国MERS23日感染者3人計175人に、不安定者増加16人に、建国大病院内感染

23日朝発表された中東MERS感染者数は前日から3人増加し175人となった。死亡者は前日と変わらず27人。
感染治療中の人は94人だが、前日より不安定者が2人増加し16人となっている。これといった治療薬がなく、安定者が急に不安定化している。
また、新規の感染者3人は、病院関係者(患者+医療スタッフ)ではなく、家族や見舞い客などで、こうした一般人感染が62人に達し、感染者に閉める割合も35.4%に達している。
感染者と知らずに見舞ったりした客のほか、感染者自身があちこち医療ショッピングに出かけ、ウイルスを撒き散らしていることを如実にあらわしている。
隔離対象者は感染者と接触した日から14日を経過した人が大幅に増加し、2,805人まで減じている。うち専門病院隔離者は前日から▲71人減少し714人となった。残りは自宅隔離対象者。

2015年6月23日 韓国 中東MERS感染者状況 /人
韓国保健福祉局
 
前日比
 
累計
感染者発生数
3
感染者累計数
175
死亡発生数
0
死亡者累計数
27
感染解除
4
解除者累計数
54
感染治療中
94
うち不安定
16
感染者内訳:入院患者80人(46.5%)、家族・見舞客・訪問者62人(35.43%)、医師6名含む医療スタッフ33人(18.9%)
6月23日の隔離対象者
23日隔離者増減数
▲1,028
隔離者数
2,805

22日、ソウルの建国大病院で、新たな院内感染者が出た。保健当局が入院患者全員を隔離した病棟の区画とは、別の病室で院内感染者が出たと報道されている。
当局が、ここでも隔離対象の範囲を狭く設定したため拡大阻止に失敗している。韓国の保健福祉部とサムスン病院は、当初2メートル以内の接触者だけしか隔離しないという大失敗により、大感染を招いたと批判されている。
建国大病院では、サムスンソウル病院で感染した女性(75)=6月10日に死亡=が、今月5日に診察で数時間訪れた際に、女性から他の入院患者に院内感染が広がったという。

4日深夜にソウル市長が、暗にサムスンソウル病院の感染医師を指し、同医師が1500人の会合に出席していたと暴露、国は情報を全部明らかにせいと首都の自治体長として記者会見、国の保健福祉部を痛切に批判した。
しかし、5日になると朴大統領が、暗にソウル市長を指し「当局がすべて掌握しており騒ぐな」と表明した。だが、サムスンソウル病院の名を朝鮮日報(御用新聞)が5日に出し、朴政権内の混乱を浮き彫りに。7日には当局が感染者に関係した病院名を全部情報公開するに至った。

そうした混乱の中で、サムスン病院で感染し、疑いがもたれたこうした感染者が、隔離対象者にもならず建国大病院を訪れ診察を受け更なる感染者を発生させている。
まだまだ混乱しているようだ。
日韓国交正常化70周年など日本で行う段ではないだろうが・・・。

 

[ 2015年6月23日 ]
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