アイコン オレオレや社債詐欺など特殊詐欺グループ根こそぎ40人逮捕事件 キング事件との関係

1度やったことは2度やる。

社債購入名目で現金をだまし取ったなどとして特殊詐欺グループの男女40人が一斉逮捕された事件で、グループの指示役の住所不詳、無職大野春水容疑者(27)が、過去に摘発された別の詐欺グループの一員だったことが、捜査関係者への取材でわかったと報道されている。
警視庁は大野容疑者が以前に得たノウハウを用いて、配下のメンバーにだましの電話をかけさせていたとみている。
捜 査関係者によると、大野容疑者は2007~10年頃、同庁に断続的に摘発された詐欺グループの一員だった。このグループは「キング」と呼ばれる主犯の男が 50人以上を束ね、息子を装う詐欺やアダルトサイトの利用料名目などで全国の1000人以上から計約19億円を詐取したとされる。

今回の大野容疑者の逮捕容疑は、昨年11~12月、奈良県大和高田市の女性(72)の家に証券会社員などを装って電話し、太陽光発電会社の社債購入名目で現金500万円をだまし取った疑い。同庁は、大野容疑者が同じ指示役で韓国籍の金宣秀容疑者(38)とともに、だましの電話をかける「かけ子」38人を束ねていたとみている。

ネットでは、次のように過去の詐欺事件を掲載している。
大野春水の経歴を調べると、振り込め詐欺グループの「キング」と呼ばれていた戸田雅樹被告らと過去に犯行に及んでいたことがわかった。
2010年の事件で、大野春水は22歳だった。
当時の調べでは、戸田雅樹被告は大学生らをメンバーとする10以上の振り込め詐欺グループを統括。
押収された帳簿などで05年9月からの詐取金は約20億円に及んでいた。
だまし取った金は戸田雅樹被告に4割、実行役グループに5割、引き出し役の「出し子」グループに1割を分配していたという。
また、戸田雅樹被告が組織の頂点となり、複数のグループが収益を競い合う仕組みだったとようだ。

職業的に振り込め詐欺を繰り返し、犯罪組織による継続的に犯行を及ぼしていた。
現在の振り込め詐欺の仕組みを作ったのが戸田雅樹被告のようだ。
そのグループの一員として、大野春水は犯行に加わっていた。
こうような巧妙な手口を当時から身につけたことで、過去最大規模の大型詐欺事件に発展しまった。
しかも当時の振り込め詐欺グループ以上の大規模な組織を作り上げている。
手口も様々なことから、被害は未だ拡大している。

ちなみに戸田雅樹被告は、懲役20年(求刑・懲役23年)を言い渡され、現在も服役中。
以上からすれば、ヤクザなどは徹底的にマークするが、詐欺犯などは、出所後はチェックもかけず野放しのようだ。こんなに詐欺事件が全国で蔓延しているというのに・・・。まさかヤラセではあるまいし。

 

[ 2015年6月18日 ]
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