アイコン 香港と韓国 報復合戦か MERS対インフルエンザ

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<香港側>
香港は、MERS感染が疑われた人物が5月26日、香港経由で中国入 りしたことに関し、謝罪の一言もなく、またサムスンソウル病院の会議に出席して6月2日帰国した男性(結果、否感染者)が熱を出したため、韓国政府に感染 者情報(感染病院)を何回も求めたところ無視されたままだった。(韓国政府が感染者情報=感染関連病院を開示したのは6月7日)
香港では、問題の感染者と同乗した飛行機の近くの座席の韓国人の数人を隔離しようとしたが拒否、強制的に取り押さえて隔離した経緯がある。結果、同乗の20数名の韓国人を香港は隔離している。
MERSウイルスの変異を測定するため、香港は検体を韓国側に求めたが無視されていた。

また、韓国の成均館大学で、香港の交換留学生2人が室内でMERS感染予防のためマスクをしていたことを教授に咎められ反発、室外に退出させられ、留学生たちは大学に抗議したが、相手にされず、国家間の問題に発展。この問題は特に香港の大学に飛び火、両国間の交換学生プログラムに影響している。

香港中文大学は6月10日、韓国の梨花女子大学や延世大学に対し公文書で「韓国にはMERSの影響が残っているので、予定されていた交換学生の出国を止めてほしい」と通知した。
香港科技大学も「韓国の学生派遣を自粛してほしい」という内容の公文書を同大学に送った。
梨花女子大学などによると、交換学生として香港中文大学に行くことになっていたのにもかかわらず取り消された梨花女子大生が「貴校の一方的な決定には承服できない」と抗議すると、香港中文大学は「もしあなたが香港に来ることになったら、隔離処分を受ける可能性がある」と警告したという。
香港は、6月7日韓国旅行を3段階ある中の2番目の厳重注意とし、韓国旅行の自粛勧告を行っている。

香港も中国同様、中国入りした人物がMERS感染者だったことから、多大な対策費を費消した。中国側が完治させるまでの費用は1億56百万円かかったとされる。しかし、韓国政府は中国へも香港へも一度も謝罪やお詫びなどしていないと報道されている。

<韓国側>
韓国政府は9日、インフルエンザで死亡者が増加している香港に「旅行留意」に該当する紺色の警報を発令した。
旅行警報は、紺色(旅行留意)→黄色(旅行自制)→赤色(退避勧告)→黒色(旅行禁止)などに区分される。・・・・。

香港は、感染者情報を韓国政府が提供しなかったことに怒り、韓国側は留学生の交換プログラムでの問題に怒り、また、早期旅行自粛勧告にも怒り、両国でいろいろギクシャクしている。
韓国政府の根性ならば、今回のインフルエンザでの措置は、香港側の交換留学生の受け入れ拒否のしっぺ返しの可能性が非常に高い。
韓国のマスコミも連動しており、韓国が情報戦では日韓戦で手馴れており、香港に勝利することくらいは朝飯前。しかし、こうした陰湿なやり方が続けば、韓国では来月にもMERS終息宣言が発表され、観光客回復を図る上で、大事な香港客を失うことが懸念される。

[ 2015年7月13日 ]
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