アイコン イーロン・マスク 「ファルコン9」の爆発は職員の気持ちの緩みと

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0721_0.jpg米スペースXは20日、無人のロケット「ファルコン9」が6月28日、フ ロリダ州のケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げられたが、約2分後に爆発し、搭載していた宇宙輸送船「ドラゴン」が国際宇宙ステーションへの物資とと もに失われたことに関し、電話会見を開き、原因の調査状況などを説明した。

それによると、爆発が起きたのはロケットの内部で、長さ約60センチの鋼鉄製の支柱が壊れて、支えていた部品が、液体燃料が入っているタンクにぶつかったことが原因とみられるという。


スペースXは、支柱を別の製品に取り替えるとともに、次の打ち上げから、緊急時に、宇宙輸送船がパラシュートを開いてロケットから離脱できるよう、システムを改善するなど、対策を進めるとしている。

スペースXのイーロン・マスクCEO=最高経営責任者(テスラ・モータースのCEO)は、「多くの職員が成功しか体験しておらず、気持ちがゆるんでいたと思う。ロケットの打ち上げがいかに難しいものか、改めて突きつけられた」と述べた。
以上、

イーロン・マスクは以前、宇宙にも繋がる真空新幹線構想も打ち出している。
構想の真空列車「ハイパーループ(Hyperloop)」は、空気の抵抗を減らした真空トンネルにリニアモーターカーを浮かして磁気力で加速すれば、最高1220キロの速度で走るという。カリフォルニア州で長さ8キロのハイパーループ試験設備を建設し、2018年には商用化する計画を立てている。見ものだ。

ホラ吹きイーロン・マスクとも呼ばれ、彼の数々の構想は面白いが、常に自らを絶対視し、他者をよく非難しているところが気に食わない。
今回のファルコン9の爆発も職員の責任にしてしまったようだ。これまでに19回打ち上げし、17回成功しているが、今後の打ち上げのコスト大幅削減のため、一段目ロケットの回収は、まだ一度も成功していない。結果、失敗もし続けている(いずれ成功しようが)。

アメリカの宇宙船計画は、アメリカ(NASA)が打ち上げていたスペースシャトルが超高額の費用や失敗から、民間資金を使った計画に切り替えられた。 イーロン率いるスペースXは資金集めもうまく、これまでに多くの実績も重ねてきている。

スペースX社とは別にオービタル・サイエンシズ社のミノタウロスロケットもこれまで5回打ち上げいずれも成功させている。
(ともにロケット打上費用は1回当たり50Mドル~55Mドルに抑えられている。搭載物は別)
なお、米軍は常時秘密の大型ロケットを打ち上げている(大陸間弾道弾打ち上げ用のロケットと同じなのだろう)。

 

[ 2015年7月21日 ]
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