アイコン 6月の貿易収支▲690億円の赤字 輸出数量増加せず輸出円安増加

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財務省の発表によると、6月の輸出額は、アメリカ向けの自動車や中国向けの半導体などの輸出が増えたことから6兆5,057億円となり、前年同月比9.5%増となった。
一方、輸入額は、原油価格の下落で原油やLNG=液化天然ガスの輸入額が減り、6兆5,748億円、同比▲2.9%減少したが全体として高い水準にある。
結果、輸出から輸入を差し引いた6月の日本の貿易収支は▲690億円の赤字となり、昨年6月の▲約8,300億円の赤字と比べ赤字幅は大幅に縮小したが、3ヶ月連続で貿易赤字となった。

今年1月~6月までの上半期の貿易収支は、▲1兆7,251億円の赤字となった。

財務省では、貿易赤字は縮小傾向にあるが、輸出は円安にもかかわらず、あしもと数量ベースで横ばいとなっているだけに、貿易収支は当面、原油価格の動向などに左右される状況が続くと見ている。
昨年6月の対ドル円は102円前後、今年6月は123円前後で実に20%の円安となっている。しかし、輸出額は9.5%しか増加していない。中国経済低迷、東南アジア経済不振の影響が出ている。
超円安維持は、貿易赤字が前提であり、政策的にも赤字を続けさせることだろう。ましてや、現地法人化による海外工場進出により、経常収支では利息や配当収入が入り黒字となっている。
 

[ 2015年7月23日 ]
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