山口組分裂へ 関西組と名古屋組の主導権争い勃発 関西組離脱
山口組は分裂状態に突入した。6代目・司忍こと篠田建市組長の現体制に反発する山健組など、関西を中心とする団体が新たな組織を作ろうとしているという。組織間の抗争に発展する恐れもあり、警察は警戒を強めている。
山口組執行部は27日、脱退情報のある直系組長らに対し、永久追放する「絶縁」などの制裁処分を決めたという。新組織には、最大約20団体が参加するものと見られている。
山口組では、現在の篠田建市(通称・司忍)組長が6代目に就任した2005年以降、出身母体である弘道会(名古屋市)の影響力が強まり、同会主導の人事や金銭面の処遇などに山健組側が反発を強めたとみられる。ただ、こうした不満は長らくくすぶっていたとされる。
新組織に参加するのは、山口組傘下の最大組織「山健組」(神戸市中央区)など十数団体との見方が広がっている。山健組は、先代の5代目組長(2012年に死去)の出身母体で、同組長の下で直系組長に昇格したメンバーを中心に新組織を結成するという。
山口組は沖縄県・広島県などをのぞく全国44都道府県に構成員は2012年の時点で約13,100人、準構成員数は約14,600人、合計約27,700人、これは全暴力団構成員・準構成員数およそ63,200人のうちの43.8%を占める国内最大の暴力団。山健組と弘道会は74団体ある2次団体の最大級の勢力の2大派閥で、それぞれ数千人を抱える。
以上、
6代目が就任した途端、自色による締め付けが強化され、同和会の流れも大きく変わっていた。
これまで組の調整役を務めてきた実力派で長老の大幹部たちもほとんどが高齢で亡くなり、収拾がつけられなくなっているのかもしれない。
山口組きっての武闘派だけに抗争にいたる確率が高いと見られるが、一般人も巻き込まれる抗争だけは避けてもらいたいものだ。
関西と名古屋は気質が違いすぎ、水が合わないのだろう。
最高幹部
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役職
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氏名
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二次団体
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組長
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司忍(本名: 篠田建市)
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若頭(執行部)
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髙山清司
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三代目弘田
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舎弟頭(執行部)
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入江禎
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二代目宅見組
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顧問(舎弟)
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石田章六(本名:朴泰俊)
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章友会
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統括委員長(執行部)
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橋本弘文(本名:姜弘文)
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極心連合会
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本部長・大阪南ブロック長(執行部)
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大原宏延(本名:大原広司)
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大原組
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若頭補佐・九州ブロック長(執行部)
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青山千尋
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二代目伊豆組
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若頭補佐・阪神ブロック長(執行部)
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井上邦雄(本名:桑田邦雄)
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四代目山健組
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若頭補佐・関東ブロック長(執行部)
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藤井英治
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五代目國粹会
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若頭補佐・大阪北ブロック長(執行部)
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江口健治
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二代目健心会
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若頭補佐・中国・四国ブロック長(執行部)
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森尾卯太男
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大同会
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若頭補佐・九州ブロック長代理(執行部)
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光安克明(本名:伊豆克明)
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光生会
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若頭補佐・中部ブロック長(執行部)
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高木康男(本名:陣内唯孝)
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六代目清水一家
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