アイコン 米コカ・コーラ/海外ライセンスへ課税か 最大33億ドル(3950億円)

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米コカ・コーラは18日、海外でのライセンス契約による収益の申告をめぐって内国歳入庁(IRS)から連邦法人所得税33億ドル(約3950億円)を追徴課税する可能性があるとの通知を受けたと発表した。
 コカ・コーラによると、政府は監査の結果、同社が2007〜09年の収益を過少申告したと判断しており、これに基づくと、追徴課税額は33億ドルになるとしている。

  同社は、当局への提出書類の中で、「こうした評価には根拠がないと確信している」とし、「この件を解決するために必要なあらゆる行政、司法上の救済措置を 求めることを検討する予定だ」と述べている。また、IRSからの通知について米租税裁判所に異議申し立てを予定していることを明らかにした。

 同社によると、IRSが問題視したのは、海外市場における製品の製造、流通、販売、マーケティング、販売促進に関するライセンス契約による収益の申告。
同社は、1996年にIRSと締結した合意の中に明記されている方法に従って申告したと説明している。また、この合意を順守していることは2006年までに行われた5回に監査によって確認されており、直近の監査は09年に終了したという。

以上、

コカ・コーラは、日本で見る限り、各コカ社を株式支配せず、ライセンス支配している。FC店と同じだが、その支配力は株式絶対支配と同様に強固なものとなっている。その収益源のライセンス契約料が母国で課税されれば、同社の収益構造は大きく揺らぐことになる。その支配力によりライセンス料を利益と看做した可能性がある。

 
<参考>
コカ・コーラウエストの主要株主 平成26年12月31日現在
氏名又は名称
所有株/千
割合(%)
リコー
17,075
15.37
公益財団法人新技術開発財団
5,294
4.76
薩摩酒造
4,699
4.23
MCAホールディングス
4,407
3.97
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口)
4,211
3.79
コカ・コーラホールディングズ・ウエストジャパン・インク
4,074
3.67
三菱重工食品包装機械
3,912
3.52
株式会社西日本シティ銀行
2,203
1.98
東洋製罐グループホールディングス
1,753
1.58
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)
1,550
1.4
49,182
44.26
 
[ 2015年9月20日 ]
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