アイコン 京都地裁 1億円支払命令 南山建設「抑うつ」診断書無視で自殺の遺族に

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建設会社「南山建設」(京都市伏見区淀生津町115-1)の男性社員(当 時36歳)が自殺したのは長時間労働による過労などが原因として、京都府京田辺市の妻(41)と長男(9)、長女(7)が同社に計1億円の損害賠償を求め た訴訟の判決で、京都地裁は10日、同社側に慰謝料など1億円の支払いを命じた。

堀内照美裁判長は「社員の健康を守るべき安全配慮義務に違反した」と述べた。
 判決などによると、男性は1997年に入社し、2009年5月以降、不動産の契約書や家賃請求書の作成などを担当。早朝、夜間の残業などが重なり、営業課長だった11年5月24日に「抑うつ状態」の診断を受けた。
 同月26日朝、社長に診断書を見せたが、男性を休ませることはなく、数時間後に自殺。京都南労働基準監督署が12年1月、自殺は過労が原因として労災認定した。

 判決は時間外労働が約2年にわたって、恒常的に100時間以上に及び、自殺前の約6か月は平均で月約129時間、連続10日以上の勤務も4回あったと認定。「診断書を見ていたのに負担軽減の措置を取らなかった」などとした。
以上、報道
 
(株)南山建設の財務内容と業績 平成26年5月期 /千円
科目
金額
科目
金額
流動資産
348,595
流動負債
239,404
 
 
固定負債
70,536
固定資産
107,638
自己資本
146,293
 
 
(資本金)
45,000
資産合計
456,233
負債+資本計
456,233
売上高
粗利益
経常利益
自己資本率
1,539,567
143,819
5,369
32.0%
 ・建築(80)と土木(20)業。京都市伏見区淀生津町115-1
 
[ 2015年9月11日 ]
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