アイコン ネスレ 奴隷労働産材料使用で訴訟受ける

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スイス食品大手ネスレが、奴隷労働を行っているタイの業者から調達した魚であることを知りながら、キャットフード「ファンシーフィースト」の原材料に使っていたとして、同製品の消費者らが27日、米ロサンゼルスの連邦裁判所に集団代表訴訟を起こした。
原告側は、ファンシーフィーストが奴隷労働と関連していることを知っていれば購入しなかったとして、米カリフォルニア州内のファンシーフィースト消費者を代表して訴えを起こした。

訴状によると、ネスレはタイの食品会社「タイユニオン・フローズンプロダクツ」から高級ブランドの商品として米国内で販売されるシーフードベースのペットフード1300万キログラムを輸入したが、この原材料の一部が奴隷労働に由来していたという。

奴隷労働者は、タイより貧しい近隣のミャンマーやカンボジアから人身売買されて来ることが多く、乗組員を必要としている漁船の船長に売られている。
訴状によれば、漁船での労働は1日最大20時間に及び、賃金はほぼ支払われないか全く支払われず、仕事が不十分だった場合には暴力を振るわれたり、殺されたりすることもあるという。
以上、AFP通信

先般、タイやマレーシアで、ミャンマー、カンボジア、バングラデシュ人が人身売買組織により殺された埋葬地が各地で発見されていると報道されていた。また、ネパールでは地震で生活苦から子供たちが人身売買で売られているという。
日本の大手食品企業も安直に東南アジアのこうした企業から購入していれば、日本タタキの一環として、世界中には配信されることになる。

タイユニオン・フローズンプロダクツは、タイの水産加工会社で、ツナ缶では世界第1位のシェアを誇っている。ツナ缶以外では、エビ、イカなどの冷凍魚介類や各種缶詰を生産している。タイユニオン・フローズンプロダクツが奴隷労働をさせているとは思われず、その仕入先が奴隷労働をさせているのだろう。
まだ、世界中では、こうした奴隷労働がまかり通っている現実を直視すべきだろう。それから言えば、先進国とはいい難い日本のブラック企業も似たようなものだ。まいどおおきに・・・。

[ 2015年8月31日 ]
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