アイコン 9月 実質賃金0.5%増 3ヶ月連続のプラス/勤労統計 夏ボーナス▲2.8%減

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厚労省が9日発表した9月の毎月勤労統計調査(速報)によると、物価の変動を考慮した実質賃金は前年比0.5%増で3ヶ月連続してプラスとなった。
伸び率は拡大し、物価を上回る賃金の伸びが維持されたが、一方で、夏のボーナスが前年比▲2.8%減と2年ぶりに減少した。
厚労省では、所定内・所定外賃金、特別に支払われた給与など賃金の全ての構成要素がプラスとなっており、「基調として、賃金は緩やかに増加している」と判断した。

また、6月~8月が支給月の夏季賞与は、2009年(同▲9.8%減)以来の大幅な下げとなった。
(1)1月のサンプル入れ替えの影響
(2)労働者の年齢構成の変化とパート比率の増加
などが影響したが、企業業績が好調なわりには所得環境の改善が緩やかにしか進んでいないことが裏付けられた。

現金給与総額(事業所規模5人以上)は、前年比0.6%増の26万5527円で、3ヶ月連続で増加した。
このうち、所定内給与は前年比0.4%増と7ヶ月連続で増加した。所定外給与は前年比1.4%増で3ヶ月連続の増加。特別に支払われた給与は前年比14.0%増だった。

現金給与総額を就業形態別でみると、正社員などフルタイムで働く一般労働者が同0.8%増、パートタイム労働者は同0.5%増だった。
総実労働時間は前年同月比▲0.9%減だった。
以上、

今月、公務員の報酬が人事院勧告で4月にさかのぼり大幅に引き上げられることから、賃金上昇が加速するかもしれない。

 

[ 2015年11月 9日 ]
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