アイコン 中国・地方官僚腐敗 賭博・ヤク・乱交パーティ・賄賂・裏取引

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中国国営メディアによると、共産党幹部内で覚せい剤の濫用が深刻な問題となっているという。麻薬捜査当局は、多くの共産党幹部が共謀して覚せい剤を使用し、賭博や乱交パーティを開いていることを明らかにした。

新華社の雑誌「半月談」は11月16日、湖南省などの地方役人の間で、新型の覚せい剤の使用が広がっていると伝えている。
それによると、今年に入って、湖南省衡陽県の交通局や農業局、国土局、水利局などで61人の党幹部、政府役人が処罰された。また、他県でも、多くの役人を薬物使用で罰したという。
 
伝えられるところによると、地方役人のなかには、人目をはばからずに公の場で薬物を使用する濫用者もいるという。最近は新型が増え、ヘロインなど旧来型を使用する人が減っている。

湖南省や雲南省、四川省で明らかにされた幹部の薬物使用案件によると、地方官僚=役人は、同僚や職場内で覚せい剤を使用する仲間をいくつも形成し、入手情報や使用場所を共有している。同時に賭博、乱交パーティも大きな問題となっているという。

調査を受けた幹部役人は、ホテル、自宅あるいは貸会場でパーティを開き、覚せい剤の使用、賭博、淫乱とともに、賄賂の授受や不正取引を行ったりしていたという。
このような不徳なパーティを成立させるために、覚せい剤を供給するバイヤー、貸会場手配係、売春婦あっせん業者が絡んで、裏サービスチェーンが作られているという。

 警察は、重点的に監視している常習者に対して、定期的に尿検査を行っている。麻薬使用で処罰を受け拘留された幹部役人は一時的に薬物を止めるが、出所後もバイヤーと連絡を取り、再び使用してしまうケースが多く、濫用者が減る気配はないとされる。
以上、中国関係紙参照

キツネ狩りは、政治腐敗は地方の末端官僚まで汚染されており、捕まえる方がタフでなければ尻切れトンボになる。しかし、太子党の習政権は、恐怖政治の実績作りと足場固めに利用し、反主流派のキツネの尻尾を暴き出し、キツネ狩りを徹底させている。
地方にどこまで習政権の権力が及ぶか注視していく必要がある。・・・こうしたキツネ狩りの影響から、中央政府の公共投資も、実務を担う地方でなかなか執行されていないとされる。地方官僚たちは、仕事どころかキツネ狩りでびくびくした生活を送っているようだ。

 

[ 2015年12月16日 ]
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