アイコン (株)メッセージの「Sアミーユ川崎幸町」3人転落死で23歳職員逮捕

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警察では当初、身長より高いベランダ手摺から台もなく高齢者が飛び降りした自殺扱いだった。
一 昨年、神奈川県川崎市の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」(神奈川県川崎市幸区幸町2-632-1)で、80代と90代の入所者3人が相次いでベラン ダから転落して死亡した事件で、警察はこのうち87歳の男性をベランダから落としたとして、当時職員だった23歳の今井隼人容疑者を殺人の疑いで逮捕し た。今井容疑者は「男性を投げ落としたのは間違いない」などと容疑を認めているという。

川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」では、一昨年11月に87歳の男性が4階のベランダから、翌月の12月には86歳と96歳の女性2人が、それぞれ4階と6階のベランダから相次いで転落して死亡した。
警察は、2ヶ月の間に同じ施設で転落死が3件相次いだことや、高齢の3人がベランダの手すりを自力で乗り越えるのは難しいことなどから事件の疑いもあるとみて捜査していた。

その結果、3人が転落した時間帯に勤務していたのは夜勤の今井容疑者だけと分かり、事情を聞いたところ、最初に死亡した丑澤民雄さん(87)をベランダから落としたことを認めたことなどから、警察は15日夜遅く、今井容疑者を殺人の疑いで逮捕した。

調べに対して、「ベランダから投げ落としたのは間違いない」などと供述し、「殺害するつもりだった」という趣旨の供述をしているという。
今井容疑者は丑澤さんが転落して死亡した際、第1発見者として「庭に男性が倒れている」と施設の関係者に伝えていた。
今井容疑者は、ほかの2人についても殺害を認めているということで、警察は連続殺人の疑いがあるとみて事件のいきさつや動機などを詳しく調べることにしている。
以上、

当事件は、身長の低い老人女性が、身長より高いベランダの手摺を、台もなく乗り越え転落していたことから、問題だらけの事件だった。
当初の事件で川崎署が、死亡原因を徹底追究していたら、2人の女性は殺されなかった可能性が高い。老人男性を安易に事故死と判断したことに問題があった。
「Sアミーユ川崎幸町」を経営する㈱メッセージの有料老人ホームでは、当ホームの別の職員による入居老人に対する虐待事件(親族テープ録音)や愛知県・大阪府でも問題を発生させていた。
㈱メッセージはその後、損保ジャパンに会社を売却することを決定、現在、その手続きに入っている。
㈱メッセージ(本社:岡山市)は、社内教育体制も整えないまま、急激に有料老人ホームを全国展開して日本最大級の有料老人ホーム運営会社となっているが、こうした問題職員を至る所に抱え込んでいるようだ。
なお、「Sアミーユ川崎幸町」は、積和サポートシステムが経営している。同社はメッセージが51%、積水ハウス系が49%を出資する会社で、実際の老人ホーム運営はメッセージの管理監督で行われていた。
 

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[ 2016年2月16日 ]

 

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