アイコン 南北朝鮮わたり蟹戦争 中国密漁船根こそぎ捕獲  怒った韓国漁民が中国漁船拿捕も

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韓国と北朝鮮が互いに航行を控えている南北境界線付近の「中立水域」で中国漁船の違法操業が急増し、韓国軍が在韓国連軍とともに取り締まりに乗り出した。

高級食材のワタリガニを乱獲して北朝鮮側に逃げ込む中国漁船に「我慢の限界を超えた」(聯合ニュース)格好だが、密漁は収まらない。
北朝鮮が外貨獲得のために中立水域の「漁業権」を中国に売却したとの観測もあり、問題が南北間の新たな火種になる可能性もある。
中国漁船が出没するのは、韓国が黄海の境界線として設定する北方限界線(NLL)一帯から漢江河口の中立水域。漁師が入らない最後の「黄金漁場」(聯合ニュース)。
韓国軍などは10日に合同取り締まりを開始し、14日に中国漁船2隻を拿捕。韓国軍合同参謀本部は「中国漁船が撤収するまで取り締まり作戦を継続する」と強調した。

中立水域は1953年の朝鮮戦争休戦協定で定められ、「非武装地帯(DMZ)」と同様、南北の衝突を避けるため双方が進入を避けてきた。軍の投入は協定締結以来初めて。

北朝鮮は短時間に多くの砲弾を撃ち込める放射砲(多連装砲)を漢江沿岸に配備している。その射程に入る危険を承知で韓国が取り締まりに乗り出した背景には漁師の強い怒りがある。

 ■2年前の8割以上減
 「海上にひしめく中国漁船を見て、怒りが抑え切れなくなった」。黄海に浮かぶ韓国・延坪島(2010年11月北朝鮮から砲撃を受けた島)の漁船船長は、興奮気味に語っている。
 船長らの船5隻は5日、NLLを越えて韓国側にいた中国漁船2隻を取り囲み、ロープで結んでえい航、韓国当局に引き渡した。韓国漁船による中国漁船拿捕は11年ぶりだった。

 中国漁船の狙いはワタリガニ。韓国では延坪島周辺が最大漁場で4~6月が最盛期。ところが、今年1~5月の島周辺の漁獲高は前年比7割減。2年前と比べ8割以上減った。韓国は禁漁期を決め、小さなカニは取らないルールを設けているが、「中国は目の細かい底引き網で根こそぎ取る」と、延坪島の漁師は憤る。

 ■勝手に漁業権売却?
 中国漁船の中立水域侵入は、今年5月までに前年同期の4倍以上の520回確認された。
 10日に投入された韓国軍によると、中国漁船の一部は北朝鮮側に逃走したもようだ。14日の拿捕でしばらく姿を消したが、17日に再び2隻が侵入し、「油断できない」(韓国国防省)緊張状態が続いている。
 韓国が問題視しているのは、北朝鮮に中国漁船を排除する動きがないこと。北朝鮮が西海岸の沿岸漁業権を中国に売却しているのは公然の事実。韓国では「勝手に中立水域の漁業権まで売却したのではないか」との疑念が出ている。
 韓国外務省は16日、「中国政府に強力な措置を講じるよう要求している」と強調した。しかし、中国の対応が遅れる中、「中立水域への軍投入を北朝鮮が挑発の口実にしかねない」(東亜日報)との懸念もある。

北朝鮮中央通信は20日、韓国軍と海洋警察、在韓国連軍司令部が南北軍事境界線に近い黄海上の漢江河口の中立水域で違法操業する中国漁船の排除に取り組んでいることについて、「無謀な海上侵犯と軍事的挑発を絶対に認めることができない」と非難している。
以上、報道参照

北朝鮮は、国連が朝鮮戦争後線引きした現行の北方限界線を認めていない。黄海で北朝鮮側へ食い込んでいる。そうした経緯から、延坪島が北朝鮮側から砲撃を受けた経緯があり、こうした島々は両国にとって一触即発の危険性の高い地域となっている。
日本の敗戦により開放された朝鮮の地、ロシア+中国+北朝鮮共産軍が金日成を押し立て、南へ攻め込んだ朝鮮戦争、現南朝鮮のほとんどを占領されたものの、米軍を主力とする国連部隊が投入され、押し戻し、36度線を休戦ラインに設定、両国は決定的な分断国家となった。米国+国連軍が朝鮮全土を共産軍から開放していれば、今日の南北問題はなかった。所詮、36度線は米露大国同士の調整・馴れ合いで誕生したもの。

こうした戦争中でも、竹島を強奪した李承晩(済州島民大弾圧虐殺事件も含め国民虐殺の極悪人)が率いる韓国軍の高級幹部たちは、国民から募った兵士たち用の大量の食料を横流しし、9万人ともされる兵士たちが戦場で餓死(「死の行進事件」)するというとんでもない韓国の政治家・軍人たちである(国民防衛軍事件)。・・・朝鮮日報は基地外の李承晩を再評価する動きに徹している。
そうした軍部上層部の横流し・贈収賄は、政治の世界では当たり前、今でも軍部でも脈々と受け継がれ、新造の軍艦さえ装備品不良で港に係留されたままになっている始末。

漁業海域

[ 2016年6月24日 ]
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