アイコン 韓進海運 68隻世界で足止め 法定管理申請と滞納で

スポンサード リンク
 

韓進韓進海運は傭船料、入港料、燃料代などの滞納があり、世界各地で抑留や入港拒否により、足止めされている貨物船が世界で68隻に達していると報じられている。

米 国の海運専門誌JOCは4日、英国の船主会社ゾディアックが韓進海運を相手取り、用船料の支払いを求める訴訟を米ロサンゼルスの連邦裁判所に起こしたと 報じた。ゾディアックは韓進海運に3600TEU(1TEUは20フィートコンテナ1個分)クラスのコンテナ船2隻を貸しており、現在、用船料307万ド ル(約3億2000万円)の支払いが滞っている。また、シンガポールの船主会社イースタン・パシフィックも用船料の支払い請求訴訟を準備しているとされ る。

現在、韓進海運に貨物を依頼している世界中の荷主は、約8300社に達し、貨物総額は約140億 ドル(約1兆4500億円)に達するという。
当然、釜山はじめ韓進の係留置で滞留している貨物や船舶からに荷降ろしできない貨物などの損害金がかなりの額に上るものと見られる。
韓国船主協会の関係者は「荷主たちも訴訟を起こす可能性が高い。複雑な訴訟に対応する中で、韓国海運業に対する信頼は 地に落ちるに違いない」と嘆いている。
以上、韓国紙参照

韓国政府は、得意になってロッテ財閥イジメはできるものの、海運業界の構造改革などは、IMFが指導しなければできないようだ。韓国№1(世界第7位)の海運会社を、リーマンショック後から、政府系の産業銀行など債権団が管理してきたにもかかわらず、最後は、債権団が不足金約3000億ウォン(約278億円)を支援せず今回の事態に至った。

韓進グループもグループ企業が支援してきたものの、グループ企業の売却などは先行きが見通せずこれ以上支援しなかった。最後は韓進グループと債権団が足の引っ張り合いと責任の押し付け合いとなっていた。

肝心の韓国政府は、最初から税金は投入できないとして、債権団に任せっきりで動こうとはせず、産業銀行は筆頭株主および最大の融資銀行として管理する大宇造船での巨額粉飾の失態から、韓進海運では強行路線を取らざるを得なかったことも韓進海運の破綻の原因にもなっている。

こうした異常事態に韓国-北米・中東などの船賃は暴騰、その損失は韓国企業が支払うことにもなっている。

 

[ 2016年9月 5日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ