アイコン ノーベル医学生理学賞 福高OB大隅良典東工大栄誉教授受賞 略歴と関連銘柄

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ノーベル医学生理学賞を受賞した大隅良典・東京工大栄誉教授(71)が3日、同大で会見を開いた。大隅氏は冒頭で「研究者としては、この上なく名誉なこと。ノーベル賞には格別の重さを感じております」と挨拶。
大隅氏は1976年に、出芽酵母で細胞増殖の制御機能に関する研究を始め、88年に細胞が自分のタンパク質を分解してリサイクルする「オートファジー(自食作用)」と呼ばれる仕組みを解明。細胞内のリサイクリング機能の証明につながった。
細胞の働きを抑制することが可能となり、がんや神経変性疾患、加齢による病気などを治療する医療への応用が期待されるが、同氏は「1つだけ強調したいことは、必ずしもがんにつながるとか、余命(の延長)につながると確信して研究を始めたわけではない。基礎研究を、そうご理解いただければ」と、基礎研究の継続が今回の栄冠につながったこと、基礎研究の重要性を強調した

<大隅良典・東京工大栄誉教授の略歴>
出身地:、福岡市
生年月:1945年2月生 71歳
父親の大隅芳雄氏は九州大学工学部教授
福岡県立福岡高等学校卒
東京大学理科二類、基礎科学科卒
東京大学大学院理学系研究科
1974年、東京大学で理学博士学位取得
1974年、ロックフェラー大学の博士研究員としてジェラルド・モーリス・エデルマンの研究室に留学
1977年、東京大学理学部助手。
1986年、東京大学理学部講師、
1988年、東京大学教養学部助教授
1989年、酵母のオートファジー発見
1996年、岡崎国立共同研究機構・基礎生物学研究所に転じ、教授就任
2004年、総合研究大学院大学にて生命科学研究科の教授兼任。
2009年、基礎生物学研究所と総合研究大学院大学の教授退任
2009年、東京工業大学統合研究院の特任教授就任。
2012年、京都賞 基礎科学部門受賞
2013年、トムソン・ロイター引用栄誉賞受賞
2014年、東京工業大学栄誉教授就任。
2015年3月、「ガードナー国際賞」受賞
2016年4月、東工大・科学技術創成研究院・「細胞制御工学研究ユニット」へ移行=大隅研究室
2016年6月、「The Dr. Paul Janssen Award 2016」受賞
2016年7月、東工大は大隅良典先生の研究グループがオートファジー始動装置の構築メカニズムを解明したと発表。

専門分野は、生物学、特に分子細胞生物学などの分野を研究している。オートファジーの分子メカニズムや生理学的な機能についての研究が知られている。

コード
銘柄名
企業情報・業務内容
4557
医学生物学研究所
京都大学の共同研究を行っており、同大学教授の森和俊博士のノーベル生理学・医学賞受賞で思惑も。また、同分野の受賞候補である大隅良典教授、水島昇教授が研究するオートファジー関連銘柄の本命とも言われている。
4974
タカラバイオ
タカラバイオの研究グループは癌治療用ウイルスTBI-1401(HF10)と免疫チェックポイント阻害薬である抗PD-1抗体との併用療法の有効性を動物実験で証明。2016年ノーベル生理学・医学賞の本命と言われる「PD-1」と「オートファジー」の研究を進める。
3386
コスモ・バイオ
がん治療として注目され、2016年ノーベル賞受賞の有力研究と言われる「PD-1」「オートファジー」「制御性T細胞」などの研究、製品開発を行う。
2342
トランスジェニック
山村前社長(熊大教授)の技術を基にしたバイオベンチャー。開発用マウス作製技術で優位性。オートファジー研究でトランスジェニックマウスを使用。

 

[ 2016年10月 4日 ]
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