アイコン 10月の流通業界 百貨店業界だけ蚊帳の外 再度不況の真っ只中か

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<SC 0.9%増>
日本ショッピングセンター協会(大手の商施設団体)が22日発表した10月のSC既存店売上高は前年比0.9%増と、3ヶ月ぶりに前年を上回った。
販促イベントやシネマが好調で、ハロウィンなどのイベント実施時期に気温が下がってきたことで、冬物衣料の販売が回復した。昨年に比べて日曜日が1日多かったことも売上高を押し上げたという。

<食品スーパー1.7%増>
日本スーパーマーケット協会など食品スーパー業界3団体が22日発表した10月の全国食品スーパー売上高(速報値、既存店ベース)は、前年同月比1.7%増の8562億円だった。
前年実績を上回るのは3カ月ぶり。前年に比べ日曜日が1日多かったほか、天候不良に伴う品不足による野菜の価格上昇が水準を押し上げた。
 構成比率の高い生鮮3部門は2.5%増えた。天候不良で野菜の価格が上昇した青果は6.1%伸び、畜産は0.2%増だった。一方、さんまや秋ザケ、イカなどの不漁が響いた水産は0.4%減った。
地域別では全6地域のすべてが前年を上回った。比率が高い関東地方は2.4%増、近畿地方は0.4%増加した。

<コンビニ既存店0.2%増>
日本フランチャイズチェーン協会によるコンビニの10月は、北日本を除いて平均気温が高かったものの、全国的に天気が数日の周期で変化したこと等から、既存店の客数に影響を及ぼした。
しかしながら、淹れたてコーヒーを含む店内調理品等のカウンター商材、調理麺等が好調に推移したことや、カット野菜、サラダの販売を強化したことから、全店・既存店共に売上高は前年を上回る結果となった。
 既存店ベースでは、売上高8,258億円(前年同月比+0.2%)が2ヶ月ぶりのプラス、来店客数13億8,101万人(前年同月比-1.3%)が8ヶ月連続のマイナスになり、平均客単価598円(前年同月比+1.6%)は19ヶ月連続のプラスとなった。
〔店舗売上高〕全店は44ヶ月連続のプラス・既存店は2ヶ月ぶりのプラス

<百貨店▲3.9%減>
 日本百貨店協会が22日発表した10月の全国百貨店売上高は4755億円(全店ベース)だった。既存店ベースでは前年同月比3.9%減となり、8カ月連続で前年実績を下回った。
 商品別では衣料品が6.5%減った。主要5品目すべてが減少した。
 10月の東京地区百貨店売上高は1265億円だった。既存店ベースでは4.4%減になり、3カ月連続で前年実績を下回った。

百貨店は、円高でインバウンド効果が喪失、その間に越境ECが台頭してしまった。デパ地下もTV放映がめっきり減り、北海道物産展ばかりではやっていけず、本格的な冬の時代に突入しようとしている。インバウンド効果を狙った膨大な設備投資だけが重く圧し掛かる。
  株価が上昇しており、安倍首相にお願いして、儲けた人は百貨店で買い物するように言って貰う。税等の負担増で庶民の足は定価販売の百貨店から遠のいている。

 

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[ 2016年11月22日 ]

 

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