アイコン 山城事件と依田事件を同列にしてはならない

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沖縄2紙は山城氏を釈放しろと裁判所に押し掛けた活動家を、相変わらず市民、市民と報道しているが、あれは市民でも何でもない、間違いなく活動家である。

法治国家に住むふつうの市民が、犯罪者を釈放しろと、集団で裁判所に押し掛けて圧力をかけたりしないでしょう。

きょうは、沖縄2紙のことなど、ほっといて、(農と島のありんくりん)を読んで、真実の沖縄を理解してください。

農と島のありんくりん
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山城事件と依田事件を同列にしてはならない
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先日来の反対派諸氏とのやりとりに、こちらからいくつかつけ加えておきたいと思います。

まず、山路さんも指摘されていましたが、依田氏が巻き込まれた私的「検問」との間に発生した暴力事件と、山城氏が指揮した集団暴行事件は同じ次元のものかという点について少し考えてみましょう。

依田事件と山城事件(本記事ではそう称します)との違いは、いくつかあります。

おおむねこのような点で、両事件を比較してみたいと思います。

①客観的証拠の有無

②誰との間の紛争だったのか

③事件の背景に集団性が存在するのかどうか

では第1に、客観証拠が存在するか否かです。

9月17日に発生した依田事件は、双方の申し立てに大きな差があります。

依田氏は突き飛ばしたというのは認めていますし、その時に手に相手の身体の一部が当たったことまでは認めています。

「検問」をしていて殴られたと申し立てて名護署にまで訴えた反対派は、ゲンコで殴られたと言っているようです。

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依田啓示氏

これについて私は、現実に何が起きたのか分からないとしか言いようがありません。

なぜなら、双方の申し立てを立証するに足る客観証拠がないからです。

双方共に客観証拠がない以上、「そう言っている」にすぎないのです。

これについては、警察が暴行傷害事件として立件するかどうかを見るしかないでしょう。

依田氏が立件されて裁判で有罪が確定すれば、依田氏は暴行犯と謗られても致し方がありません。

しかし、人権派弁護士が好んで使う「推定無罪」論に立てば、「何人も有罪と宣告されるまでは無罪と推定される」のですから、あたかも暴力犯であるかのような非難は、依田氏の人権と社会的地位を侵害するものです。

推定無罪 - Wikipedia

一方後述しますが、山城事件は豊富な客観証拠が存在し、いつどこで誰が何をしたのか正確に特定可能です。

第2に山城氏が起こした去年8月5日の集団暴行事件と依田事件が、決して同列にならないのは「相手」が違うからです。

依田氏は、公道上において車を一台一台停めて車内を「臨検」し、ここから先は通さないと「命令」した反対派阻止集団との間に発生しました。

依田氏FB9月18日の書き込み

高江紛争においてはこの私的「検問」が跋扈し、高江集落に行くためにはなんどとなくこの「検問」をくぐらねばならず、時には意味なく追い返される事態すら多数発生していました。

この私的「検問」は、反対派の常習の戦術で、シュワブ・ゲート前などで常態化していました。
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上の写真でクバ笠を被ったタオルの人物が山城氏です。

この動画には、大音量のトラメガで喚いて威嚇し、ビデオ撮影し、果ては窓から手をさしこんでキイを奪おうとしている光景まで記録されていて恐ろしくなります。

動画https://www.youtube.com/watch?v=k6ce3UXO7o4

当然のことですが、「検問」側には、道路交通法違反、及び威力業務妨害が適用されてしかるべきです。

私はいかなる暴力行為も是認しませんが、この違法行為に対しての義憤から生じたのが、依田事件だったとはいえるでしょう。

つまり、<私人vs私人>間の紛争なのです。

一方山城事件は、N1裏テントに防衛局の張り紙を貼ろうとした公務中の防衛局職員に対しての暴行事件です。

山城事件は防衛局職員が、正当な職務権限に基づき、国有地に違法にたてられたテントを撤去するようにとの通告文を、警察の警護もなく掲示しに行った際に発生しました。

防衛局職員に非は一点もありません。

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つまり山城事件とは、依田事件が<私人vs私人>であるのに対して、<公人vs私人>間の争いが、一方的集団暴行事件に発展したものなのです。

第3に、依田事件と山城事件が決定的に異なるのは、集団性が背景にあるかという点です。

山城事件の逐一は動画に記録されて、山城氏が多数を頼んで政府職員に暴行をふるっている様が記録されています。

動画https://www.youtube.com/watch?v=8eS4o-CxyjI&feature=youtu.be

正当な職務を遂行しようとした政府職員を集団ではがい締めにし、眼鏡や帽子を奪い、突き飛ばし拉致しようとしました。

厳しく取れば、強盗が問われる状況です。

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黒いシャツの男は眼鏡の職員の帽子をはぎ取り、複数で肩を押さえ込んで連れ去ろうとしています。

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暴行罪の「暴行」とは、人の身体に向けた有形力の行使を言いますから、上の時点で既に暴行罪は成立しています。

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上の写真ではやめてくれと叫ぶ政府職員を、集団で押さえつけて正座させています。

これを彼らは「話しあい」と称しているようですが、違います。これは拷問による尋問です。

大勢で取り囲み、罵声を浴びせ、正座させ、人間の尊厳を奪って自白、あるいは謝罪に追い込むことは拷問以外のなにものでもありません。

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上の写真で山城氏は「うちのテントに連れ込むからな」と捨てぜりふを叫んでいますが、実は別の日に、既に山城氏たちは政府職員をテントに監禁して、メモや文書を強奪していたことすら分かっています。

つまり山城氏は、集団による暴行傷害・監禁・威力業務妨害の確信的常習者なのです。

さて、この山城氏が拘留されていることに対して、「政治弾圧」だとして即時保釈する要求が沖縄選出6議員から出されています。

また最高裁が保釈を棄却したことに抗議して、反対派多数が門を開けて突入し気勢をあげたそうです。

冗談ではありません。なにが「政治弾圧」ですか。

山城氏は器物破損、傷害の罪で起訴されている刑事犯なのです。

勘違いしないでほしいのは、彼はその「思想」故に裁きを待っているのではなく、その犯した「行為」によって裁かれようとしているのです。

日本の法体系には、思想犯・政治犯は存在しません。

そして山城氏は依田氏と違って単独の個人ではありません。

上の写真をご覧いただければ分かるとおり、集団で取り囲み暴行を振るったわけで、山城氏はその指揮者でした。

そしてこの暴行事件は、彼が議長として指導していた平和センターが中心となって、組織的に行われていた中で起きたものです。

つまり、山城事件の背後には強い組織性が認められるのです。

したがって、強い言葉を使えば、今回の山城事件は「組織的犯行」なのです。

このような場合、公判前に保釈すると、不利になる証拠を組織を使って隠滅する恐れがあると司法当局は判断します。

ですから、山城氏が初公判前に保釈されることはあり得ません。

このようにまったく別次元のふたつの事件を、ゴッチャにして同列に並べること自体が無意味であり、本質がわからなくなります。

というわけで、組織的防衛ができない一市民の依田氏をつるし上げることで、なにかしら山城集団暴行事件が相殺できるかのような反対派の言説が、いかに虚偽に満ちたものかお分かりいただけたでしょうか。

おっと大事なことを書き忘れていました。

4番目として、依田氏はことあるごとに、暴力事件についていかなる理由にせよ手を出したのは悪かったとして、謝罪の意思を示しています。

一方、山城氏は一片の謝罪も述べたことはありません。

これはただ人間としての品格の問題に帰すべきなのか、運動に取りつかれた政治的人間の哀しい性と見るべきなのか、私も迷うところです。

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[ 2017年3月 1日 ]

 

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