アイコン サウジ残骸公開 石油精製施設攻撃は無人機と巡航ミサイル使用か

 

 

サウジアラビアは18日、同国の石油施設への攻撃は北方から行われ、「イランによって疑いなく支援されていた」と発表した。ただ、具体的な発射地点は特定できていないという。
 サウジアラビアは、攻撃に使われた無人機18機と巡航ミサイル7発のものとする残骸を公開した。
同国国防省のトゥルキ・マリキ報道官は、記者会見で、サウジ側の見解として、攻撃の実行主体がイランであったとの最終的結論が出る見通しであるかについては言及を避け、兵器の発射地点をいずれ特定できるとの自信を示すのみにとどめた。
以上、AFP参照

小型で低空を飛ぶドローンに対して、サウジの防御システムが脆弱であることをさらけ出している。ロシアはこうした迎撃システムのレーダーや迎撃ミサイルを有しているが、米軍は隣接地に紛争地がないため、ドローンに対しての迎撃システムとしては有していないようだ。
ロシアの迎撃ミサイルS400は巡航ミサイルにも対応し、標的に向け1発で子ミサイル6発を同時に発射し6つの標的を撃墜できるという(精度不明)。THAADより射程距離も2倍の400キロとなっている。

イエメン・フーシ派の犯行声明ではドローン10機を使用したとしていた。
サウジは以前から、空爆の報復攻撃だとしてフーシ派からミサイル攻撃やドローン攻撃を受けている。
フーシ派はサウジのパイプラインの中継基地を狙ったドローン攻撃でも数百キロを飛行させていた。

今回は1000キロあまり飛行させており、飛行距離からしてイランやイラクからドローンを飛ばしたと疑われている。
イラクの場合は親イランのサドル師の民兵組織、イランの場合は革命防衛隊、イラン軍とは別組織で最高指導者の親衛部隊。

サウジ連合軍を支援しているのは米軍、偵察機情報などの情報を提供しており、その情報に基づき、サウジ連合軍はその情報に基づき空爆を2015年からずぅっと続けている。すでに5万人以上の住民やフーシ派の戦闘員たちが空爆で死亡している。誤爆も多い。

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[ 2019年9月19日 ]

 

 

 


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