NTTは31日、次世代の高速光通信システムの実現を目指し、ソニーと米半導体大手のインテルとともに国際的な業界フォーラムであるInnovativeOptical and Wireless Network(IOWN)Global Forumを設立すると発表した。
本フォーラムの目的は、これからの時代のデータや情報処理に対する要求に応えるために、新規技術、フレームワーク、技術仕様、リファレンスデザインの開発を通じ、シリコンフォトニクスを含むオールフォトニクス・ネットワーク、エッジコンピューティング、無線分散コンピューティングから構成される新たなコミュニケーション基盤の実現を促進することにあるとしている。
新技術は、通信時の遅延や電力消費を大幅に抑えることが期待され、自動運転車などへの活用のほか、1年間充電不要のスマートフォンのバッテリーの実現なども見込まれるという。今後参画企業を募集し、来春に設立、2030年ごろの実用化を目標に掲げる。