米ボーイング社はMAX機の墜落事務による世界での運行停止、その損害額は1兆円に達しようとしている。生産減、販売減、運行停止の賠償補償、引渡し遅延の賠償補償・・・、来年1月にも米連邦航空当局(FAA)から再飛行認可が下りる見込みだとボーイング社が発表し、大幅な株価の上昇を見ている。
ただ、信用を失くしたFAA、各国は、これまでのように米国に追随せず独自審査するとされ、中国も貿易戦争の交渉材料にすると見られ、まだ予断を許さない。トランプの顔色を見、米国が認可すれば、即追認するのは日本ぐらいだろうか。
だが、ボーイング社は737NG型機でも胴体亀裂が見つかり、FAAは10月に、緊急点検を要求する耐空性改善命令を出している。
世界で1133機飛行しており、10月24日までに53機で亀裂が見つかっており、その後も増え続けている。改修には2ヶ月運航停止となり、その損害賠償金も同社に生じる。さらに緊急点検は3万回以上飛行した当該機に対して行われており、その後もそれ未満の飛行機の問題が発生し続けることになる。