村上ファンド系のシティインデックスイレブンスは21日、東芝機械株のTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。

最大で259億円を投じ、発行済み株数の44.43%の取得を目指す。
東芝機械は17日に他の株主に新株予約権を無償で割り当てる買収防衛策を打ち出している。村上ファンド側は、防衛策の有効性も争う姿勢で、敵対的TOBに踏み切った。
村上ファンド側は東芝機械株の12.75%を保有。TOBは21日から3月4日までで、同株を1株3456円で買い付け。
東芝機械が対抗方針を打ち出した1月17日の終値は3115円、20日はストップ高となり3,705円だった。追加の買い付け株数が14.5%に満たない場合は成立しない。
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その魂胆は、
1、   株を所有するニューフレアテクノロジーズに対する東芝のTOBに東芝機械が賛同したことへ
の反発。
これについては、33.4%以上株を持たない限り、株主総会をひっくり返すほどの意見は出せず、それまで買い上がる可能性はないが、感情的なものはあろう。
 
2、   東芝機械に対しては、それ以前から株の買占めを進行させており、安定株主もおらず、勝算
ありと見ているのだろう。
あわよくば、資金を持つ東芝が再度、村上ファンドに敵対して出資比率を高めるTOBを仕掛け、結果、株価が吊り上り、一儲けできると算段した賭けに出たかもしれない。
村上ファンドは、傘下のシティインデックスイレブンス、オフィスサポート、エスグラントコーポレーションの3社で、東芝機械の発行済株式の12.75%を保有しており、MAX44.43%取得とは、経営権まで掌握し、経営に乗り出す考えはさらさらないことを表明しているようなもの。東芝機械の豊富な内部留保金を、経営時に対してガチャガチャクレームをつけ、吐き出させる狙いなのだろう。そうすればさらに株価が上がり、その後、売り抜けることも可能となる。
 
しかし、提灯筋を失望させ、損させたTOB価格、それは東芝機械が村上ファンドのTOBの対抗策である既存株主に新株予約権を割当る策に対する村上ファンドの対抗策であろうが、期間が長く、村上ファンド自体がまるで、高く買い取るホワイトナイトの出現を期待しているようだ。
村上ファンドの取得単価は2500円~3000円。3000円でも売り抜けたらボロ儲けだろうが、さらに欲を出している。こうした産業領域は、経産省が国税を使い、・・・・。
 
米国のハゲタカではない巨大投資ファンドは、経営権を取得し、経営を経営のプロに就任させ、業績を向上させ、株価を上げさせ、まとめて株を売却する手法であるが、村上ファンドは、坊主も適わぬほどのハゲタカ中のハゲタカであり、目先利益への執念だけである。娘は金に感情はなくさらに過激。
1月21日13時20分の株価は3340円、前日比▲365円安、▲9.85%安。

 

東芝の業績と財務内容
連結/百万円
2017年3月期
2018年3月期
2019年3月期
売上高
4,870,773
3,947,596
3,693,539
営業利益
270,788
64,070
35,447
経常利益
225,531
82,378
10,909
当期利益
-965,663
804,011
1,013,256
総資産
4,269,513
4,458,211
4,297,344
自己資本
-552,947
783,135
1,456,659
資本金
200,000
499,999
200,044
有利子負債
1,203,796
692,418
434,679
自己資本比率
債務超過
17.6%
33.9%
 
↓東芝機械の1年間の株価チャート
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