積水ハウスの住宅は、バブル当時は安い価格帯であったが、品質を向上させ続け、それに伴い価格も上昇し、今では高級住宅価格となっている。しかし、それでは、若い世代に対応できないとして、第一次取得者向けに「PARTAGEシリーズ」を展開しているが、このたび、それを強化するため第2ブランドとして立ち上げた。
少子高齢化で住宅着工戸数は減少の一途を辿っているが、住宅販売戸数の増加、シェア拡大のために、差別化した戦略をとるものと見られる。
積水ハウスは2月1日より、戸建住宅のセカンドブランドを販売する新会社「積水ハウス ノイエ(株)(SEKISUI HOUSE noie)」の営業を開始する。
積水ハウス ノイエは、積和建設各社の新築木造住宅事業の人員を集約し、設立する積水ハウスの100%出資子会社。
20代~30代の仕事や子育てに忙しい世代に「心地よく、ちょうどいい」暮らしを提案し、戸建住宅事業の強化・拡大を図る。
価格は坪当たり55万円からとなっている。
■仕事や子育てに忙しい20代~30代に向けて心地よく、ちょうどいい暮らしを提案する積水ハウスのセカンドブランド
■積和建設各社が施工する信頼の在来木造住宅
■積水ハウスのカスタマーズセンターによるアフターサービスで変わらぬ安心を提供
これまで、積水ハウスの施工会社である積和建設17社は、積水ハウスの施工で培ってきた施工品質を強みに、新築木造住宅事業「積和の木の家」や、一般の戸建住宅やマンションのリフォーム事業を展開してきました。
2018年11月1日からは、積和建設各社が独自に運用していた調達、物流などを全国で一本化し、営業体制を強化。
坪単価55万円~(消費税抜)というコストパフォーマンスを実現した「PARTAGE(パルタージュ)」を発売し、共働き子育て世帯である一次取得者層へ提案してきた。
今後、更なる戸建住宅の事業強化・拡大を図るために、2月1日に積和建設各社の新築戸建住宅事業の販売体制と人員を集約した積水ハウス ノイエが営業開始する。
積水ハウスの施工品質を支える積和建設が工事を担い、積水ハウスのカスタマーズセンターがアフターサービスを行うことにより、グループの総合力を活かした品質とサービスを届ける。
販売商品は「PARTAGE」のラインナップに、多様なライフスタイルへ提案の幅を広げる寄棟屋根の「PARTAGE 寄棟モデル」を拡充する。
積水ハウス ノイエは、積水ハウスの強みである「累積建築戸数世界No.1」に裏付けられた信頼や、全国の積和建設17社と約7000社の工事店組織「積水ハウス会」による施工品質で、戸建住宅事業を強化し、暮らしの質の向上と良質なストック社会の形成に貢献するとしている。
以上、
ただ、第一次取得者向けまでブランドで販売する55万円からの価格としか言いようがない。
概要
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会社名
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積水ハウスノイエ(株)
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営業開始
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2020年2月1日
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所在地
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大阪市北区大淀中1-1-90
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代表
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出向永典
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株主
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積水ハウスの完全子会社
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事業
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PARTAGEシリーズの販売・施工
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販売拠点
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東北・東京・神奈川・埼玉・関東
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中部・近畿北陸・関西・中国・九州
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