アイコン 無益な主張を続ける韓国マスコミ 検査体制が立派だけでは感染拡大に役立たず

Posted:[ 2020年3月 2日 ]



韓国では3月1日、感染者が3,000人を大きく超え3736人となった。これほどの感染の大爆発は、感染源となった新興宗教の信徒感染拡大にあるが、特に大邱教会がある大邱市は世界の感染都市としては、中国湖北省の武漢市と孝感市に次ぐ感染者数となっており、感染拡大期であるためパニック状態に陥っている。

こうした中でも、韓国のマスコミは、検査が世界から世界最高水準と評価され、日本の何十倍も検査していることから、感染者が出るのは仕方ないと本末転倒な、自己満足記事を多発させている。ここまで感染者を出し、日本と比較するほど愚かなことはない。

問題は感染者数の爆発的急増であり、韓国マスコミが主張する「検査能力は世界一だ」、は検査体制がしっかりしていれば、感染が防げるのかという問題に突き当たる。現実の感染拡大の抑止にも防疫にも役立っているとは到底思われない感染の拡大数だ。

問題は、感染拡大を封じ込められるかどうかであり、検査能力は感染者を識別する道具に過ぎない。
既に収拾つかない状態に陥り、封じ込めの選択肢は限りなく少なくなってきている。
韓国政府は感染拡大抑制に懸命の努力をしているが、厄介な宗教を相手にしており、後手後手になっているのも実情、やっと教団感染の封じ込めに着手している。

感染者は、信徒であろうとなかろうと地域社会で生きている。
信者や関係者の2次感染者から小さな単位の地域社会が3次4次感染と拡大し、大きな地域にアメーバのように広がっていることにあるのが現状ではなかろうか。
小さな社会の集合体が250万都市の大邱市となっている。



武漢のように封鎖しなければ、都市から周辺のベッドタウンタウンや工業地帯へ浸透していくことも時間の問題だろう。

1100万都市の武漢市は1月23日に封鎖されたが、既に500万人が脱出していたとされ、その脱出者を通じ、ウイルスが中国全土へ拡散され、ウイルス感染回避に海外旅行に出かけた人たちが、自らが感染しているとも知らず、世界でウイルスを振り撒く役割を担ってしまい、現在の世界の惨状がある。

中国の最大の問題は、武漢市では11月から患者が病院に駆け込むようになり、既に新型のウイルスの疑いがもたれ、12月には病院へ大勢が押しかける事態になっているにもかかわらず、武漢当局が、医師たちや病院側に緘口令をしき、隠蔽したことから、その間に感染が拡大したことにある。
1月8日の公表でも年末までに59人の感染者と著しく少なく報告し、また、中央の保健当局までヒト-ヒト感染はないとの情報も流し、終息は早いとの現実離れした見通しを公表したことに最大の問題があった。

1月11日から20日になるまで情報を隠蔽し続け、そのため武漢市民は新年(1月24日)を控えた恒例のビッグイベントを市内各地で行ない大感染となってしまった。
20日に習国家主席がいきなり「重要指示」を国民に対して発したときには、その間の大感染が発症時期を迎えており大混乱の始まりとなった。1月23日の武漢市封鎖、それまでに500万人ともされる武漢市民が武漢市から脱出し、中国全土どころか、世界各地に脱出し、感染を世界へ拡散させた。

韓国の場合は、
新興宗教という密室の中での感染を引き金にしており、31番目の感染者が信者であり、過去をさかのぼれば礼拝参加、濃厚接触したと見られる信者たちも既に発症段階にあり、多くの信徒が感染していた。
しかし、礼拝参加者名簿は26日になるまで取得できず、小単位の信者しか検査していないにもかかわらず、数百人単位で感染者は広がった。

31番目が参加した2回の礼拝には延1000人以上が参加していたと協会側は当時述べている。重複することから単純に半分としても500人が参加、3月1日時点での教団関係の感染者は2113人(全体は3736人)、既に礼拝に参加していない人たちへ感染が広がっており、三次感染となっている。
2月18日まで韓国の感染者数は31人だった。
その差の1600人あまりの感染者も多くが教会関係者を媒介とした可能性も否定できない。慶尚北道の清道郡、テナム病院の院内集団感染117人も感染経路に教団との関係が浮上している。
信徒は全国におり、全国の信徒間の感染拡大により、地域社会へ拡散され、感染者が拡大している。

韓国政府は、非常事態宣言し、信教の自由より国民の健康を最優先させ、信徒の活動を一時的に全面ストップさせ、一方で進めている韓国内の信徒21万2324人と教育生5万4176人の合計266,500人に対し、早急に感染検査を行い、感染者の洗い出しを行うとともに感染者を隔離し、信徒らの生活も含めた活動を制御する必要があろう。

韓国では、中国の湖北省からの入国だけ禁止に2月4日から行っている(日本は2月1日から湖北省からの入国禁止、後に訪日客が多い浙江省からの入国も禁止している)。
浙江省の1日現在の現在感染者数は158人、累積感染者数は1205人となっている。

韓国では、ここまで感染者が増加するなか、韓国民は「中国からの渡航を全面禁止にすべきだ」と100万人以上が大統領へのHP請願で賛同を表明している。

日本にも言えるが、入り口を塞がず、それも中国からの渡航客専用通路と専用室での厳格な入国手続きもせず、入国させる一方、国民に対して防疫体制をとれと言っても豆腐に釘のようでならない。既に国内感染者からでも、三次四次五次の感染が広がっている。
19日にクルーズ船を陰性判定され下船した外国人たちは帰国もできず14日間、日本中をウロチョロしている。

感染検査力がいくらあっても、感染の抑止力がなければ、どうにもならない。
ただ、日本のように感染検査力がなければ、12日からの検体採取による陰性判断でクルーズ船から下船させて帰宅させ、厚労省お墨付きで感染拡大のリスクを拡大させている。

検査能力があっても、抑止力にはならず、有効に使わなければ感染拡大を食い止めることもできない。
ここまで、感染が拡大されば、海外紙や識者も韓国の検査力を評価する人もいなくなってきている。
以上、

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