韓国の現在感染者数は3月12日の7470人でピークを迎え、その後減少傾向にある。2月18日の31番目の感染者が新興宗教「新天地イエス会」の信者だったため、同教団内部で大感染が発生、所属する大邱教区の礼拝に参加していたため、感染を拡大させる原因にもなった。
文政権は同教団の約26万人あまりの韓国内の信者に対して全員調査を実施、感染者が急増した。ただ、各地でも発生しており、感染の火種は各地に潜在していたものと見られる。
韓国の場合、そうした宗教関係の集団感染が多く、ソウル市のコールセンターで発生した集団感染でも、まろやか教会の信者が勤め感染し、同教会でも16人が感染、コールセンター関係だけでも134人の感染者を出している。
新コロナの邪気祓いに小さな噴射機を使った塩水の聖水により、城南恵みの川教会の信者45人が感染。噴射機が感染者の信者に触れ、噴射機から信者の感染が広がったと見られている。
老人ホーム関係の集団感染も多い中、日本より大幅に死亡率が低いのは、総じて早期診断、早期治療により、重症化率を押し下げているものと見られる。
全体の死者数は81人で致死率は0.97%、うち大邱市+慶北は1.04%(死者76人/感染者7,267人)となっている。