アイコン Factor X 「Never Covid cohort」 感染しない人とは・・・HLA・Tキラー細胞

Posted:[ 2022年2月 9日 ]

英国インペリアル・カレッジ・ロンドンは先月、一般的な風邪新型コロナウイルスでT細胞数値が高い人が新型コロナであるSARS-CoV-2に感染する可能性が小さいという研究結果を発表した。新型コロナは風邪のような「SARS-CoV」系列の新型コロナウイルス。

研究チームは、元気な18~30歳男女36人に直接新型コロナウイルスを注入した後、彼らを統制された環境で2週間観察した結果、実験参加者の中で半分である18人だけが感染したと明らかにした。

該当研究第1著者であるリハクンド博士は「SARS-CoV-2ウイルスに露出したといって常に感染するわけではない」として「風邪新型コロナウイルスに感染する時、体に生成される高い水準の「T細胞」が新型コロナの感染を予防できるということを発見した」と説明している。

この研究を率いる免疫学のダニー・アルトマン教授も「一つの家庭内に新型コロナ感染者がいるからといって家族構成員全員が新型コロナに感染する可能性は思ったより大きくない」と明らかにした。

世界研究チームが、注目した核心遺伝因子は白血球抗原(HLA)。



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これは組織適合性抗原の中の一つで、遺伝子によって形態が決定される。
特定類型のHLAを持つ人が過去風邪を病んだ場合、新型コロナの免疫反応が強いというのが科学界の共通した見解。

アルトマン教授は「HLAは免疫反応を調整する核心遺伝子で、SARS-CoV-2に対する免疫反応を決めるのに重要な役割を果たす」として「例えば、HLA-DRB1*1302遺伝子を持つ人々は、新型コロナに感染する可能性がはるかに大きい」。

この研究に関連し、英国ウォーリック大学分子腫瘍学科のローレンス・ヤング教授は「ネバー・コヴィド・コホートに関する追加研究を通じて普遍的な変異防止ワクチンの開発などに活用できるだろう」と話した。
以上、報道参照

当研究内容は、理研が発表した内容の延長線上だが、理研はデルタ株が収束した大きな原因とした。現在、オミクロン株の全盛期、当研究発表した理研の人たちはどう表明するのだろうか。
Factor XはHLA「Tキラー細胞」ということかもしれない。
人のT細胞の存在が南アやフィリピンに顕著にあり、これまでの新コロナウイルスに対する反応を体内が学習強化した結果、オミクロン株では短期に収束させ、爆発的な感染拡大の継続を示さなくなった可能性はどうだろうか。

ただ、これまでの感染状況からして白人が一番少ないと見られるが、前述の研究では半分にあるとのデータ。白人種、黄色人種、黒人種のそれぞれのT細胞量の数値化が必要かと思われる。

↓週の日平均値をグラフ化している。
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