アイコン 何でもありの中国事情 巨額密輸犯をカナダから強制送還させた意味

高速列車追突事故の原因は、すべての制御システムが不能状態であったことを意味し、追突した車両が、本来前を走るべき車両であったとは、開いた口がふさがらない。その後に及んで、追突した車両の先頭車両部分を現場に埋めるとは、もはや原因究明など、程遠いものであろう。
公式発表の死者数は33人となっているが、もっと多いのではと地元民や地元マスコミが疑っている。
原因究明もままならぬ間に、もう当路線の一部が再開されているという。さすが、人命軽視の中国というべきであろうか。

<巨額密輸の頼昌星容疑者強制送還の意味するところ>
中国では、巨額密輸により指名手配を受けカナダに亡命していた頼昌星容疑者が、カナダから強制送還された。頼昌星容疑者は、江沢民前国家主席及び太子党(最高幹部級の議員2世たち)と深い関係があったとされている人物である。

江沢民前国家主席は、死亡説まで流されるほど健康状態を悪化させていることから、それに乗じて、胡錦涛主席が、巻き返しをはかる江沢民一派や太子党の動きを牽制するため、カナダ政府と死刑にはしないとの約束をしてまで頼昌星容疑者を強制送還させたという。

早期に江沢民が亡くなるか意識不明状態(現在意識不明説が流れている)になった場合、胡錦涛が、頼昌星容疑者を利用して、江沢民一派や太子党員の粛清にかかることもありうる。

中南海では、胡錦涛から抜擢された劉少奇(一時 毛沢東に次ぐ地位2位、鄧小平とともに実権派とされ、毛沢東の妻でヒステリーの江青が仕組んだ文化大革命により完全失脚した)の息子「劉源」(60歳)が、太子党を売り物に、18大以降に中共軍事委員会の副主席または国防省を狙っているとされる。彼は太子党を背景に太子党の権益や地位確保のため、太子党内で勢力を急拡大させているとされる。

胡錦涛は、庶民から登りつめた人物であり、民生中心に動いてきた。こうした動きに対して牽制する必要に迫られている。太子党はこれまで、権益の恩恵を受けさせてもらえなかったといわれ、太子党の習近平が、総書記になった場合、太子党の多くの不満分子からの巻き返しにより、その後の胡錦涛の立場が、危くなる恐れがあるとされているのである。

そのためにも、太子党に対して、頼昌星容疑者を利用してダメージを与えるか、事前に取引しておく必要があるようだ。よって頼昌星容疑者を強制送還させたという説が中南海に流れている。
次期総書記の第一候補となっている習近平も太子党であり、胡錦涛の巻き返しが強硬な場合、約束された総書記の座も危くなる恐れもあるとされている。
 

[ 2011年7月26日 ]
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