佐世保重工業/3月決算 冬到来か
造船ウェイトが88%と高い同社は当期について、新造船の受注隻数が減少したことなどから連結受注高は、前期比14.3%減少の306億03百万円となった。
連結売上高は、採算の良い新造船の引渡しなどにより船舶部門の売上高は微増となったが、機械部門の売上高が当社主力製品であるクランク軸の価格低迷等の影 響などにより減少したことから、全社で前期比▲1.8%減少の660億82百万円となり、当期末の連結受注残高は前期末比▲55.2%減少の403億53 百万円となった。
損益面は、製造コストの低減や固定費削減の効果などにより、連結営業利益は前期比52.3%増加の98億62百万円、連結経常利益は、前期比57.4%増加の96億97百万円となった。
連結当期純利益は、前期には契約解約益が特別利益に計上されていたこと、当期において固定資産の減損損失の金額が増加したこと及び資産の健全性確保のために繰延税金資産の取崩しを行ったことなどから前期比▲83.6%減少の7億34百万円となった。
船舶については、船舶部門の受注高は、新造船として75千重量トンバルクキャリアー5隻を受注したほか、海上自衛隊、米海軍艦船及び一般商船等の修理工事等を加え248億47百万円となり前期比14.8%減少した。売上高は、新造船及び修理船工事で前期比横這いの592億56百万円となった。
当期に引渡した新造船は11万5千重量トン原油タンカー2隻、11万5千重量トンプロダクトキャリアー2隻、7万5千重量トンバルクキャリアー6隻の計10隻。
これに加え、前期までに受注していた新造船1隻の建造を中止した結果、新造船の受注残は8隻となり、受注残高は修理船を含め前期末比▲55.8%減少の384億29百万円となったが、4月以降に正式契約及び内定した新造船が3隻あり、現時点での受注残高は11隻となっている。
損益面では、建造コストの低減などから部門営業利益は前期比79.5%増加の80億56百万円となったとしている。
造船業界は、世界不況から海運の荷動きが鈍化して、新造船の海運会社の発注は大幅に減じており、韓国・中国との熾烈な価格競争・受注競争に至っている。
韓国がここでも強いが、暫くすれば、中国が制覇するものと思われ、日本は低燃費船や高機能船が中心になってくるものと思われる。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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09年3月期
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77,464
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7,051
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6,939
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3,091
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10年3月期
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63,692
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8,031
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7,400
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3,733
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11年3月期
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67,280
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6,473
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6,161
|
4,478
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12年3月期
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66,082
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9,862
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9,697
|
734
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前期比
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98.2%
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152.4%
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157.4%
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16.4%
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13年3月期予想
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40,000
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-3,000
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-3,300
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-3,300
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13期予/12期比
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60.5%
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12年3月期
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総資産
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純資産
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自己資本
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自己資本率
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84,464
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28,214
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28,514
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33.8%
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