アイコン 日本製紙ケミカルの工場から化学物質が海に流出

5日朝、島根県江津市の化学工場で、屋外の貯蔵タンクから化学物質の水酸化マグネシウムの溶液が漏れ出し、一部が近くの海に流れ込んでいるのが見つかり、海上保安部が詳しい状況を調べている。

5日午前5時ごろ、江津市江津町の化学工場、日本製紙ケミカル江津事業所で、屋外の貯蔵タンクから化学物質の水酸化マグネシウムの溶液が漏れ出しているのを訪ねてきた業者が見つけた。

工場が確認したところ、漏れ出した溶液は約8立方メートル、一部は近くの江津港に流れ込んでいた。
この工場ではパルプを製造していて、水酸化マグネシウムは、木材から繊維を取り出す過程や工場から出る排水を中和する際に使っている。

水酸化マグネシウムは、触れると目や皮膚を刺激することがあるが、これまでのところ当時、工場で作業をしていた約30人の作業員の中に被害を訴えている人はいないという。
原因は、タンクの内部溶液の濃度が通常に比べて薄まっていることから、何らかの理由で水がタンクに入り込み、タンクの上部にある排気管から溶液が漏れ出したと見られるという。

海上保安部は、工場の関係者から話を聞くなどして、環境への影響や詳しい状況を調べている。

[ 2012年7月 6日 ]
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