三菱重工と日立製作所が電力システム事業統合へ
三菱重工業と日立製作所は電力システム事業を統合する方針を固めた。2014年春に新会社を設立する。
統合するのはガスタービンなど火力発電所向け設備が中心で、原子力発電プラントは除く。売上高を合計すると1兆5千億円規模に達し、独シーメンス、米ゼネラル・エレクトリック(GE)の2強に近づく。(東芝まで入れば日本艦隊構築となるが・・・)
世界経済の不透明感が高まる中、急成長する社会インフラ市場で勝ち抜くには事業規模を拡大する必要があると判断したもの。
昨年8月、2013年春に日立と三菱重工が経営統合する報道がなされていたが、日立が大きく、三菱重工が吸収されるのではないかとされ、三菱財閥から反対され、話が立ち消えになっていた。
1、日立製作所:総合電機・重電首位で事業広範囲。総合路線見直しTV製造廃止、インフラ系重視の戦略推進。
情報通信16、電力8、社会・産業11、電子装置10、建設機械7、高機能材料13、他35、海外売上比率:43%
2、三菱重工:総合重機トップ。原動機・原子力・航空宇宙・防衛・産業機械で他を圧倒。ロケット開発の中核・・・軍需(防衛)産業の№1企業。
船舶・海洋10、原動機34、機械・鉄構19、航空・宇宙16、汎用機・特殊車両12、他9、海外売上比率:49%
日立製作所の業績推移
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連結/百万円
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2009年3月期
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2010年3月期
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2011年3月期
|
2012年3月期
|
売上高
|
10,000,369
|
8,968,546
|
9,315,807
|
9,665,883
|
営業利益
|
127,146
|
202,159
|
444,508
|
412,280
|
経常利益
|
-289,871
|
63,580
|
432,201
|
557730
|
当期利益
|
-787,337
|
-106,961
|
238,869
|
347,179
|
総資産
|
9,403,709
|
8,951,762
|
9,185,629
|
9418526
|
自己資本
|
1,049,951
|
1,284,658
|
1,439,865
|
1771782
|
資本金
|
282,033
|
408,810
|
409,129
|
427775
|
有利子負債
|
2,820,109
|
2,367,143
|
2,521,551
|
2396454
|
自己資本率
|
11.2%
|
14.4%
|
15.7%
|
18.8%
|
三菱重工業の業績推移
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||||
連結/百万円
|
2009年3月期
|
2010年3月期
|
2011年3月期
|
2012年3月期
|
売上高
|
3,375,674
|
2,940,887
|
2,903,770
|
2,820,932
|
営業利益
|
105,859
|
65,660
|
101,219
|
111,961
|
経常利益
|
75,306
|
24,009
|
68,113
|
86,182
|
当期利益
|
24,217
|
14,163
|
30,117
|
24,540
|
総資産
|
4,526,213
|
4,262,859
|
3,989,001
|
3963987
|
自己資本
|
1,241,598
|
1,278,048
|
1,262,068
|
1255089
|
資本金
|
265,608
|
265,608
|
265,608
|
265608
|
有利子負債
|
1,612,858
|
1,495,324
|
1,325,665
|
1157146
|
自己資本率
|
27.4%
|
30.0%
|
31.6%
|
31.7%
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[ 2012年11月29日 ]

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