アイコン 5月の外食産業市場動向/日本フードサービス協会 全業態で13ヶ月ぶり客足増

アベノミクス、焼肉食べて、盛夏来る

<全体概況>
 5月は、全国的に上旬の気温は平年以下、下旬は平年以上と、この季節としては寒暖差の大きい地域が多かったが、北日本と沖縄・奄美を除き、おおむね晴れの日が多く、GWや母の日以後も客足は好調で全体客数は103.0%となった。
すべての業態で客数が前年を上回ったのは13ヶ月ぶり、全体売上高も103.3%と2ヶ月ぶりにプラスに転じた。

<業態別概況>
1、ファーストフード業態
・全体売上は104.1%とこの1年で最高の伸びを示し、全業種で売上高は前年を上回った。
(1) 洋風は、各社のメニュー戦略が奏功し、客数は下がったものの客単価が2.8ポイント上がり、売上高は101.4%となった。
(2) 和風は、客単価が下がったものの、客数が115.1%と前月に引き続き大幅に増加、売上高は109.8%となった。
(3) 麺類は、新規出店効果などで売上は引き続き好調に推移。
(4) 米飯・回転寿司も客数が増加、売上高は前年より2.1ポイント上昇した。
(5) その他は、月間の日照時間が多かったこともありアイスクリームが好調、売上高は109.1%と大きく伸びた。

2、ファミリーレストラン業態
・全体売上高は103.1%と3月(104.7%)に次いで好調に推移、全業種で売上高は前年を上回った。
(1) 洋風は、キャンペーンやフェア商品等、単価が高めのメニューが好調で客単価、客数ともに前年を上回り、売上は101.1%と堅調に推移した。
(2) 和風はメディア露出など、中華は出店効果などもあり、前年を上回る売上となった。
(3) 焼き肉は、近場のレジャーとしての需要が高まり、売上高は113.9%と引き続き好調に推移した。

3、パブ・居酒屋業態
・全体売上高は99.9%とわずかに前年を下回ったが、客数は100.6%と13ヵ月ぶりに前年を上回った。
(1) パブ・ビヤホールは、前月に続き繁華街での集客が好調で、売上高は104.7%と好調に推移。
(2) 居酒屋は、回復傾向にあるものの、客数、客単価ともに前年を下回り、売上高は98.6%であった。

4、ディナーレストラン業態
・引き続き客足が好調で、売上高は103.1%と7ヶ月連続して前年を上回っている。
 (株価上昇と宝飾品が売れているのと同歩調)

5、喫茶業態
・全国的に晴れの日が多く、下旬の気温上昇もあり、アイスドリンクなど季節商品が好調で、客単価・客数ともに前年を上回り、売上高は102.0%と堅調に推移した。
 

[ 2013年6月26日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索