アイコン 新型フィットHV 燃費36.4キロ 9月販売開始 アクア追撃へ

ホンダは19日、9月にフルモデルチェンジする新型フィットのHVモデルの燃費が、リッター当たり36.4キロに達すると発表した。
競合するアクアの燃費(1リットル=35.4キロ)を上回る。
ホンダの従来のHVシステムは、電気モーターを1個しか搭載しておらず、一方、トヨタ車は当初からモーターを2個搭載、低速時に電気自動車(EV)として走行するHVシステムのトヨタ車に燃費で勝てなかった。
 ホンダは、車の特性に合わせてモーターの数を1~3個で使い分ける次世代HVシステムを新開発。
新型フィットはモーターが一個だが、二系統のクラッチを持つ変速機(DCT)と組み合わせることで、モーターだけでも走れるようにして、低燃費を実現した。

先月発売した2モーターの新型セダン「アコード」の燃費は、1リットル=30キロに達し、競合するトヨタの「カムリ」(23.4キロ)を大きく上回った。
 
HV市場は、1997年10月の初代「プリウス」登場以来、トヨタの独壇場(ホンダは1999年7月1モーターのインサイHV車販売)となった。
トヨタのHVの世界累計販売台数は2013年3月末現在、512万台に達し、108万台のホンダを大きく引き離している。
日本における本年上半期の車名別新車販売ランキングでも、プリウスとアクアが1、2位を独占した。
 今回のホンダHV車の攻勢に、守勢に回った感のあるトヨタでは、「次に抜き返せばよい」と意気込んでいるという。
2015年に発売予定のプリウスの次期モデルでは、一リットル=40キロ以上の燃費を視野にしているとされる。
 昨年度の日本での新車販売台数に占めるHVの割合は18%、前年比6.4ポイント上昇している。
最近では、円安によるガソリン価格の上昇で、HV車人気はさらに高まっており、各社の開発競争が一段と加速する見込み。
リッター当たりの走行距離はJC08モードによる。

新型フィット
殆ど変わらない新型フィットの外観?

[ 2013年7月20日 ]
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