アイコン トヨタ 2013上半期 販売台数世界首位 GM抑え2年連続 待ち受ける2つのイベント

 トヨタ自動車の2013年上半期(1~6月)の世界の販売台数(ダイハツと日野含)が、米ゼネラル・モーターズ(GM)や独フォルクス ワーゲン(VW)を抑え、上半期として2年連続で首位になったことが26日分かった。
 トヨタによると、世界の販売台数は、前年同期比▲1.2%減の491万台。住宅市場の回復で、景気が上向きな北米で中型車の「アバロン」が増加したほか、インドネシアなどで新興国向け戦略車「IMV」の販売が好調だった。

ただ、昨年のエコカー補助金による販売増の反動などを受け、国内販売は同 ▲11.3%減の117万台にとどまった。
一方、GMは、前年同期比4%増の485万台、VWが6%増の470万台だった。GMは中国や北米が好調で、通年での販売台数の首位争いは予断を許さない状況となっている。

中国では昨年9月から総崩れ、本年に入りトヨタも回復傾向にある。
待ち受けるのは、本年8月の靖国(8月15日)、尖閣国有化1周年(9月11日)のイベント。
回復傾向が継続するか否か天上人次第となっている。回復傾向が続けば、通期での首位も確保できるものと思われる。中国で日本勢が落ち込めば、一番喜ぶのは競合車の多いドイツだ。

[ 2013年7月26日 ]
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