「郷に入っても今は従えぬ」 成均館大学香港学生 韓国MERS
韓国ソウルの成均館大学で2月から交換留学生として学んでいる香港の女子学 生が、MERS対策として授業中にマスクを着用していたところ、教授から「ギスギスした雰囲気を持ち込むな」と非難され、教室から追い出されていたことが 分かったと9日付で台湾紙・自由時報が伝えている。
香港のTVBニュースによると、香港城市大学の学生、湯さんは2月から3ヶ月間の予定で、成均館大学で学んでいた。
MERSの感染拡大を受け、別の香港の学生とともに授業の際にマスクを着用していたところ、教授から「ギスギスした雰囲気を教室や韓国に持ち込むな」と非難され、マスクを外すよう言われた。2人がこれを拒むと、教室から出ていくよう指示されたという。
湯さんらは大学側に訴えたが、大学側の回答は「授業中のマスク着用は失礼な行為だとみなす教授もいる。マスク着用を続けるのであれば、授業での発表もできなくなり、卒業すら難しくなる」というものだった。
湯さんは「たとえ卒業できなくても、マスク着用は止めない」との姿勢を崩していない。
香港城市の大学側も成均館大学に連絡し、「学生が帰国の繰り上げを希望すれば協力する」としている。
以上。
成均館大学は東アジア一古いとされ、李王朝時代まで国民を賎民や奴婢として奴隷化した両班たちを育成する王立の教育機関だったようだ。この教授、今の世でも自ら両班とでも思っているのだろう。
[ 2015年6月11日 ]
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