ジニ係数（英: Gini coefficient）とは、主に社会における所得分配の不平等さを測る指標。ローレンツ曲線をもとに、1936年にイタリアの統計学者、コッラド・ジニによって考案された。所得分配の不平等さ以外にも、富の偏在性やエネルギー消費における不平等さなどに応用される。ローレンツ曲線は、事象の集中度合いを評価するための計算式と曲線。

厚労省は１５日、所得格差を表す代表的な指数である「ジニ係数」の２０１４年調査結果を公表した。
現役世代に比べて所得が少ない高齢者世帯などが増えたため、年金などを含まない当初所得格差（世帯単位）は、前回１１年調査の0.5536に比べ0.0168ポイント上昇(悪化)し、0.5704と過去最高を更新した。
ただ、年金などを加えた再分配後の所得格差は、前回03791から0.3759と僅かに改善した。
ジニ係数は０～１の間の数値で示され、１に近いほど格差が大きいことを表す。
１９６２年からおおむね３年ごとに調査しており、今回は１４年７～８月に８９０４世帯を対象に実施した。回収率は５４．２％。
所得格差が大きいと見られる韓国は意外と格差がない。韓国より日本が格差はかなり大きい。それも日本では、年金等再配分のない当初格差所得での格差が大きくなり続けている。再配分では年金生活世帯数が増加していることから全体指数は減じている。