アイコン 復興工事官製談合 亘理町課長と(株)八木工務店・(株)渡辺工務店の社長逮捕

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亘理町は、宮城県南部の太平洋沿岸の阿武隈川河口に位置する。

宮城県警は19日、東日本大震災の復旧工事の入札をめぐり、1度落札された入札をやり直して別の企業に落札させたとして亘理町の幹部職員の企画財政課長、吉田充彦容疑者(55)と亘理町の建設会社「八木工務店」の社長、八木昌征容疑者(65)、および同町の建設会社「渡辺工務店」の社長、渡辺勝利容疑者(54)の計3人を官製談合防止法違反などの疑いで逮捕した。
警察は3人の認否を明らかにしていない。
(株)八木工務店:宮城県亘理郡亘理町荒浜字御狩屋159-52
(株)渡辺工務店:宮城県亘理郡亘理町長瀞字南原193−133

亘理町の吉田課長は、昨年11月、亘理町役場で行われた東日本大震災で被災した町内の排水溝などの復旧工事の入札をめぐり、1度落札された入札をやり直させ八木社長の会社が代表の共同企業体に落札させたとして、官製談合防止法違反などの疑いがもたれている。

八木社長と渡辺社長の会社は、それぞれ別の共同企業体を組み、1度目の入札から参加し、この2つ以外の企業体が落札したが、八木社長と渡辺社長が入札の責任者だった吉田課長にやり直すよう申し入れたという。

吉田課長は、それを承諾して入札をやり直した結果、八木社長の会社が代表の共同企業体が1度目の落札価格より約500万円高い2億4000万円で落札したということで、警察は入札をやり直した経緯などを詳しく調べている。

吉田充彦課長は、昭和58年に亘理町の職員になり、農政や都市計画などの部門を経て平成18年には企画財政課で重要な政策の立案を担う班長となった。そして3年前に企画財政課長に就任し、震災の復興計画づくりを担当してきた。復興工事の契約の管理などの業務を行う町役場の中心人物で、町の幹部からの信頼も厚かったという。

談合に関わった疑いがもたれている2社は、いずれも亘理町にある従業員20人ほどの土木会社。
両社とも復興工事で売上高を急伸させてきたが、復興工事も一巡し、一昨年当たりから工事が減少傾向にあり、受注競争が激しくなっているものと見られる。
八木工務店の売上高は、平成25年8月期には14億円と震災前の売上高は1億円未満だったことから復興工事に沸きかえっていた。しかし、平成27年期には5億円台まで売上高が落ちていた。
渡辺工務店も平成25年5月期には9億円弱の売上高を計上し、震災前の1億円前後から急伸させていた。しかし、同社も平成27年期は5億円台まで売上高を落としていた。

亘理町では昨年11月13日に町内の復興工事など12件の一般競争入札が行われた。うち4件は八木工務店、2件は渡辺工務店がそれぞれ、ほかの建設会社と作る復旧・復興建設工事共同企業体を組み落札していた。
以上、
理由を捏造させ、1度行った入札をやり直させるとは、異常としか言いようがない。吉田課長も異常だが、当該の建設2社は、さらに異常だ。暴力団ではあるまいし。また、市の上層部も再入札をよくも許可したものだ。何か、いろいろな方々が関与しているような・・・匂う。

 

 

(株)八木工務店の財務内容と業績 平成27年8月期/千円
流動資産
219,655
流動負債
86,805
 
 
固定負債
39,530
固定資産
261,981
自己資本
355,301
 
 
(資本金)
20,000
総資産
481,636
負債+資本
481,636
売上高
粗利益
経常利益
自己資本率
543,261
85,137
7,935
68.5%
・土木、土工、建築工事会社
本店:宮城県亘理郡亘理町荒浜字御狩屋159-52、代表:八木昌征

 

(株)渡辺工務店の財務内容と業績 平成27年5月期/千円
流動資産
310,121
流動負債
80,953
 
 
固定負債
93,032
固定資産
95,172
自己資本
231,308
 
 
(資本金)
40,000
総資産
405,293
負債+資本
405,293
売上高
粗利益
経常利益
自己資本率
553,413
90,398
21,037
57.0%
・土木工事、土工工事会社
本店:宮城県亘理郡亘理町長瀞字南原193-133、代表:渡辺勝利

 

[ 2016年10月20日 ]
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