永谷園 産革機構と共同して英社買収 海外販売拠点構築へ
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永谷園は2日、英国のフリーズドライ食品会社Chaucer Food Groupの親会社であるBroomco Limitedの株式を産業革新機構と共同にて取得すること及び株式取得に伴う資金の借入れを決議したと発表した
同日、契約も締結、Broomco社に対する出資比率は、永谷園が60%、産革機構が40%。まず永谷園が、Broomco社の発行済株式の全てを取得した後に、産革機構にその40%に相当する株式を譲渡する予定。
英国を本拠とし、世界各地にグローバルな販売チャネルと生産拠点を持つフリーズドライ食品及びパン製品メーカーであるChaucer社の買収を通じて、今後はChaucer社の海外における豊富な経営資源と永谷園グループが、長年培ってきた製造ノウハウを融合させ、グループ全体での海外事業の拡大・強化を図るとしている。
海外の販売チャンネルが日本企業には欠けている致命的な問題がある。永谷園クラスでこうした積極的な動きは花が開くだろう。
買収価格は、130百万US$(約147億円)、永谷園は全額借り入れにより資金調達する。
決算内容の詳細は、産革機構も現地チェックしたのだろうか。別途、アドバイス料として3百万米ドルを支払うとしており、しっかりしたアドバイス会社なのだろうか。前期、特損計上したのか大赤字を出しているだけに少し心配な面もある。
Broomco社決算
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2015年12月期
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連結/
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千US$
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売上高
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139,321
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営業利益
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-266
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純利益
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-3,226
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純資産
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6,523
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総資産
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90,038
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[ 2016年12月 5日 ]
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