同社は昭和シェル石油と2019年4月経営統合している。同社は第1四半期について、国内の主な石油製品需要は、4月の緊急事態宣言以降の経済活動の停滞により、自動車、航空機向けを中心に大幅に減少した。ドバイ原油価格は、春先以降新コロナ感染拡大に伴う世界的な景気落ち込み懸念を受けて下落基調で推移したが、4月末以降は主要国で経済活動が徐々に再開したことにより価格は持ち直し基調に転じ、6月にOPECプラスが6月末期限の協調減産規模を7月末まで延長決定したことなどにより上昇した。
この結果、4~6月の平均価格では前年同期比36.9ドル/バレル下落の30.5ドル/バレルとなったとしている。
原油価格暴落過程では高値在庫の安値売りになり、大赤字を出すが、上昇局面では安値買いの高値売りとなり利益が出る。