ソフトバンクグループ 中間期 大幅減益
同社の中間期の業績ハイライトによると、
投資損失▲3,952億円
持株会社投資事業からの投資利益2,799億円:
Tモバイル株式売却関連利益31億円、同株式に係る未実現評価益161億円、条件付対価の公正価値増加に伴うデリバティブ関連利益580億円、上場株式等への投資による投資利益682億円を計上
SVF1およびSVF2等からの投資損失8,792億円
・SVF1:
上場投資先の一部エグジットなどにより実現益(純額)7,572億円を計上。未上場投資先で合計7,848億円の未実現評価益(純額)を計上した。
一方、上場投資先で合計▲1兆4,217億円の未実現評価損失(純額)を計上(主なものは韓国の新興通販事業会社のCoupangに係る損失▲1兆2,122億円
・SVF2:
実現益1,053億円および未実現評価損失(純額)100億円を計上-ラテンアメリカ・ファンド事業からの投資利益1,937億円:投資の公正価値増加により未実現評価益(純額)を計上している。
以上、
韓国の新興の大手通販会社のCoupang=クーパンは2021年3月に米市場に上場、株価は急上昇し、3月12日48.47ドルを付け、3月31日49.35ドル(決算対応)、たが9月30日には27.85ドル(中間決算対応)まで下落、11月8日30.19ドルで推移している。
3月決算で時価評価し、莫大な投資利益を計上。しかし今回の中間決算で、株価が下がり、9月30日の時価評価との莫大な差額を評価損計上したものと見られる。
クーパンは巣篭もり需要で業績は向上していようが、先行投資の物流施設など大々的に展開しており、過去5年以上連続して営業、純利益とも赤字、実現利益より株価が先行している。ソフトバンクはクーパンに対して2018年11月に20億ドル出資し筆頭株主。
アリババなど中国投資事業は、中国政府の「共同富裕」策により、中南海の人たちから妬まれ、睨まれ、特にネットやIT関連事業者は身動き取れなくなっている。
スクロール→
22年3月期第2四半期 日本式 |
|||||
連結/百万円 |
売上高 |
営業利益 |
←率 |
税前利益 |
親帰属益 |
21/3期Q2 |
2,630,531 |
1,441,472 |
54.8% |
1,879,377 |
1,883,211 |
22/3期Q2 |
2,983,504 |
1,046,971 |
35.1% |
580,125 |
363,569 |
22Q2/21Q2 |
13.4% |
-27.4% |
|
-69.1% |
-80.7% |
22/3期予想 |
未公表 |
|
|
|
|
22予/21期 |
|
|
|
|
|
21/3期 |
5,628,167 |
8,132,438 |
144.5% |
5,670,456 |
4,987,962 |
20/3期 |
6,185,093 |
-1,364,633 |
|
35,492 |
-961,576 |
19/3期 |
9,602,236 |
2,353,931 |
24.5% |
1,691,302 |
1,411,199 |
22/3Q3 |
総資産 |
資本合計 |
|
|
|
46,220,788 |
121,339,470 |
|
|
|