富士フイルム富山化学(東京)は22日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」を中国で展開するため、現地の製薬会社「安徽康レイ薬業(ケアリンク)」を提携先に選んだと発表した。
中国でのアビガンの輸入申請などを独占的に行う。アビガンによる治療の選択肢を増やすため、共同で注射剤の開発も進める。
 アビガンは新型インフルエンザの治療薬として既に承認されており、今月16日に新型コロナ治療薬として厚生労働省に承認申請した。新型コロナ治療薬は国内では「レムデシビル」と「デキサメタゾン」が認められている。
以上、

富士フイルムは、アビガンを浙江海正薬業股份有限公司とライセンス契約して生産していたが、2019年に特許が失効し、浙江海正薬業がジェネリック医薬品として生産している。

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中国武漢でCOVID-19が発生し、地域パンデミックに陥り、中国が輸出を禁止にしたことから、富士フイルムでも手に入らなくなっていた。
浙江海正薬業股份有限公司は富士フイルムに対して不義理なことをしたのか、今回は安徽康レイ薬業と提携する。
元々アビガンは、鳥インフルエンザやSARS用に開発された先駆的な医薬品であるが、副作用もあることから、インフルエンザ薬として使用限定により承認されている医薬品。

中国の輸出禁止により、安倍前首相の音頭により、既存の原末生産工場が生産設備を再稼動させたり、新規に生産を開始する国内企業も多くなっている。
 
新コロナに対するアビガンは、治験開始1発目から死亡者が発生するなど、臨床担当者の多くが不安を覚え、慎重になっていた。治験した病院もバックアップ体制をとっていなかったと見られ、亡くなったのは緊急転送先の病院だった。

4月、臨床を担当した藤田医大では「特に改善した現象は見られない」と発表していた。しかし、ジェネリック化しているため世界中で使用され、成果報告もなされており、安倍前首相の備蓄薬方針も示されていたため、厚労省が新コロナの治療薬としてやっと承認した。
アビガンは、先駆的な医薬品であり、新たな効能が見つかるかも知れず、限定特許が取れる可能性もある。

一方、レムデシビルはトランプ大統領が政策的に新コロナ対策の緊急治療薬として当局に認めさせたが、今般、米FDAより正式に治療薬として認可された。
しかし、今月、WTOは加盟各国で大規模治験を行い、結果、、レムデシビルの効能は一切認められなかったと発表している。現在のFDAはトランプ大統領の言いなりでもある。
当然、製造元のギリアド社は、株価対策もあり、効能があった事例のみピックアップし、副作用等についてはあるにもかかわらず、発表しないまま、緊急治療薬として承認されていた。

富士フイルムは、エボラ熱に加え、新コロナ治療薬としてアビガンにより医薬品メーカーとして世界で存在感を増しており、昔から財務内容もよく、今後、海外の医薬品開発ベンチャーなどを買収するなどして医薬品部門を強化する可能性が高い。