アイコン 隣国のウィズコロナ策の中間総括 成果は高齢者の追加接種率77.3%


10月13日、11月1日からのウィズコロナ策を仮決定

10月18日、ウィズコロナ策の試行期間入り

11月1日、ウィズコロナ策施行

~ 、 感染者数、重症者数、死亡者数激増

12月16日、12月18日からウィズコロナ策を1月2日まで中断決定

12月31日、1月2日までの中断を1月16日まで延長決定。

1月3日現在、ウィズコロナ策の余波継続中

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スクロール→

ウィズコロナ策の中間決算

隣国

期間

感染数

死亡数

致死率

20/221/10

639日間

447,230

3,624

0.81%

21/11月~22/1/3

64日間

194,977

2,106

1.08%

合計

 

642,207

5,730

0.89%

2021111日、With Corona策導入、1218日同策中断、13日現在、同策の余波続く。中断は1月16日まで延期継続中。

 

問題はどこにあったのか

1、   ウィズコロナ策の施行者がどこまで感染者増、死亡者数増を許容していたのか、当然、目標を数値化して、事前にストップをかける数値を設定して置くべきだったろうが、施行者の総合的な情緒に委ねられ、それが策定されていなかった結果となっている。

2、   施行者と当局に大きなズレがあり、当局は当初、重症病床稼働率75%超でサーキットブレーカーを発動する目安の発言をなしながら、それを自らないがしろにした。

3、   11月29日の施行者の発言の一言で、当局は単なる管理運営局に化かし、その機能を失し、医療機関のパニック、死亡者数の急増をもたらした。

4、   施行者はウィズコロナ策による結果、膨大な医療・人命への影響に直面し、文面で謝罪し12月18日中断したものの1月2日までの限定だった。当局との葛藤の据え翻意したものと見られる。

施行者はこれまで新型コロナウィルス感染症をコントロールしてきた自負から、その脅威に対する知見がなかったものと推察される。

ワクチンの有効期間が世界各国で取り上げられる中、高率の2回接種完了率によりそれを過大評価し、油断した隣国のウィズコロナ策ではなかったろうか。

隣国は医療パニックを昨年2月南部の大邱市の新興宗教の教会の大規模クラスターを経験したものの、首都圏での大感染、医療パニックを経験したことがなかった。当局のその経験不足が今回のウィズコロナ策で露見してしまったようだ。

 


スクロール→

隣国

感染者数

重症数

死亡数

日平均

前週比

週末

累計

10/1016

11,053

1,579

-20.50%

361

2,644

84

10/1723

9,498

1,357

-14.10%

327

2,745

101

10/2430

12,163

1,738

28.10%

339

2,830

85

10/3111/6

15,073

2,153

23.90%

411

2,956

126

11/713

15,338

2,191

1.80%

485

3,083

127

11/1420

19,272

2,753

25.60%

508

3,244

161

11/2127

24,664

3,523

28.00%

634

3,492

248

11/2812/4

30,950

4,421

21.40%

752

3,809

317

12/511

42,657

6,094

37.80%

856

4,210

401

12/1218

48,294

6,899

13.20%

1,016

4,644

434

12/1925

43,143

6,163

-10.70%

1,049

5,176

532

12/261/1

33,228

4,747

-23.00%

1,049

5,625

449

累計

635,253

 

 

 

 

 

直近4日間の実数

 

 

発生数

 

重症数

 

死亡数

1231

 

4,875

 

1,056

 

108

11

 

4,416

 

1,049

 

62

12

 

3,833

 

1,024

 

69

13

 

3,129

 

1,015

 

36

 


スクロール→

隣国

12/1

12/2

12/3

12/4

12/5

週感染者数

30,740

42,469

48,054

42,709

32,515

 うち高齢者

11,009

14,244

14,641

10,879

6,834

 同率

35.8%

33.5%

30.5%

25.5%

21.0%

高齢者追加接種率

18.1%

33.1%

54.8%

69.7%

77.2%

・第1週は112812/4、以下同分、高齢者は60歳以上13,153千人が対象で人口比率25.6%。全人口は51,349千人。

 

今後は明るい

この間、高齢者から順次、追加接種を強力に進め、その効果が高齢者入居施設等への対策(施設就業者の週2回のPCR検査義務付け等)との相乗効果により、大幅に高齢者の感染数を減少させてきた。

重症者数はまだ1000人台と高次元にあるが、重症化率の高い高齢者に対してこれまで追加接種も進み、今後、大幅に減少してくるものと見られる。

しかも、今後とも追加接種の効果は大きな効果をもたらし続け、首都圏の医療機関がパニックに陥ったような無防備に近いウィズコロナ策導入時のような問題は、その学習効果とワクチン効果もありなくなるものと見られる。

医療機関は現在、重症患者をコントロールできる今一歩のところまで新規重症者が減少してきている。

 

ただし、

オミクロン株はこれまでのデルタ株に対して感染力が5倍高いとされるものの、無発症者が多く、重症化率は低いとされる。しかし、体力・免疫脆弱者の高齢者などに対してはそれなりに脅威になると見られ予断は許されない。結果、追加接種効果は認められようが万全ではない。

今回のウィズコロナ策において、周囲の感染者増に高齢者施設が巻き込まれ、感染者構成率で35%(12月第1週)に達した経緯もあり、今後とも高齢者施設は厳戒防疫態勢が必要と見られる。

 

軍事境界線で死亡する人も、ウィズコロナ策で死亡する人も同じ人の命。国の最高責任者に人の命は委ねられている。


スクロール→

隣国のワクチン完了率と追加接種率 人口:51,349,000

 隣国

累積

 完了率

経過

21/3

26,258

0.1%

26,258

9ヶ月

21/4

261,794

0.5%

235,536

8ヶ月

21/5

2,230,000

4.3%

1,968,206

7ヶ月

21/6

5,150,000

10.0%

2,920,000

6ヶ月

21/7

7,240,000

14.1%

2,090,000

5ヶ月

21/8

15,860,000

30.8%

8,620,000

4ヶ月

21/9

25,780,000

50.2%

9,920,000

3ヶ月

21/10

38,660,478

75.3%

12,880,478

2ヶ月

21/11

41,011,415

79.9%

2,350,937

1ヶ月

21/12

42,533,516

82.8%

1,522,101

0ヶ月

未完了数

8,815,484

 未接種含

 

 

 


スクロール→

隣国の追加接種(累積)

 

10月開始

人口比

60歳以上

21/10

追加接種(累積)

 

 

21/11

3,029,224

 

 

21/12

17,673,599

34.4%

75.8%

 

 

[ 2022年1月 4日 ]

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