既報。観光クルーズ船運航事業のルミナスクルーズ(株)(所在地:神戸市北区青葉台*** 代表:熊野幸三)は10月20日、神戸地裁において破産手続きの開始決定を受けました。
民事再生申請時の負債総額は約12億円。
資本金は1000万円、従業員は13名。
同社は昭和60年2月設立されたレストランクルーズ船の「ルミナス神戸2」の運営会社。神戸ハーバーランドの観光スポットとして、マスコミに取り上げられ、観光客を集客、またブライダルプランや各種イベントにも利用され、以前は10億円以上の売上高を計上していた。
しかし、船舶の償却費や燃料高騰などにより、赤字が続き、平成30年には大阪北部地震、豪雨、台風21号と自然災害が相次ぎ、平成31年5月期の売上高は8億円台まで落ち込み、今期も平成31年10月の台風でも運航中止に追い込まれ、さらに最近では新型コロナウイルスの影響に伴い、多数のキャンセルが発生、資金繰りにも窮し民事再生申請、その後、裁判所から開始を受けていたが、今回の廃止となり破産へ移行し、今回倒産の事態となった。
なお「ルミナス神戸2」は他社が運営することになっている。
破産管財人には、長谷部信一弁護士が選任されているとのこと。
財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和3年1月28日午前11時。
事件番号は令和2年(フ)第852号となっています
画像は同社HPより
既報記事
追報:コロナ関連倒産のルミナスクルーズ(株)(神戸)/民事再生手続き廃止 破産へ