アイコン 台湾 ホテル隔離期間中に8秒間出て36万円の罰金 隔離と療養の違い

Posted:[ 2020年12月 7日 ]

台湾では先月、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため厳しい対策がとられていて、市内のホテルで隔離中だった外国人(フィリピン労働者)が無断で、部屋から廊下に出て仲間の部屋に物を届けようとし、8秒間廊下に出たとして、当局から過料として36万円余りの支払いを命じられた。

台湾市の衛生当局は「部屋を出てはいけないことを知っていたのに出た」として、法律にもとづき、過料として10万台湾元(36万円)の支払いを命じた。ホテル内の防犯カメラで確認されていた。

台湾当局は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、台湾に住んでいる人も含めて、海外から入った人に対する原則14日間の隔離を厳格に行っていて、無断で外出したなどとして罰したケースは11月以降、高雄市だけで19件あるという。

こうした厳しい対応について、現地メディアなどでは特に批判的な論調は見られない。




台湾当局は台湾域内での新たな感染は8ヶ月近く確認されていない。
しかし、各国で感染が拡大する中、海外から台湾に来た人(台湾人帰国者+外国人訪台者)の感染確認は増えていて、当局は警戒を強めている。

台湾ではこれまでに、隔離期間中に無断でダンスクラブへ行った外国人に対して100万台湾ドル(360万円)の罰金や、帰国した台湾人4人家族が自宅隔離期間中に家族4人で買い物に出かけていたとして夫婦に対して計400万円あまりの罰金など科している。

台湾では、隔離措置に違反した場合は20万~100万台湾元(約72万~360万円)の罰金、検疫措置に違反した場合は10万~100万台湾元(約36万~360万円)の罰金を科すことができる。また陰性証明書を偽造した場合も、これまでの渡航先の虚偽申請でも最高55万円の罰則制度を設けている。

日本でも遅ればせながら先日、東京都が条例で5万円の罰金制度を設けようとしたが、創価学会の公明党が反対して断念している。

日本は感染者に対して隔離の概念がなく、療養という生半可な政治・医療用語で対応していることにより、自宅療養者も多い中、生活物資購入のため出歩く人たちが多いとされる。

先般、埼玉では病院に入院していた感染者が抜け出してサウナに行き、偽計業務妨害と建造物侵入の疑いで起訴されていた。

台湾人口2,383万人、累計感染者数716人(国内感染者5月から0、4月末感染者数429人、それ以降は検疫発生分)、累計死亡者数7人(6月から発生0)/12月6日現在。
台湾は早期にウイルスの入国禁止=国際航空便の停止、検疫という瀬戸際作戦が奏功し、国民は日常生活を送っている。
一方、日本政府はWITH CORONA-COV政策を採り、世界各国に比較しPCR検査数も圧倒して少なく、感染者に対して療養や病院対応を第一義にした。その病院対応もいまや感染者急増により破綻寸前にいたっている。

言葉のごまかしの政策である療養制度、世界同様、はっきり隔離という言葉を使用すべきではないだろうか。
かって、らい病=ハンセン病感染者に対する国の政策は、全国に設置した国立の療養所という名の2度と出られぬ完全隔離施設だった。戦前の考え方が政治関係者や医療関係者のかもと官僚の老人たちに残っているようだ。日本では昔は隔離より療養が怖い側面も有していた。

 

 


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