アイコン 新コロナ感染者数 昨年1月からの月別推移 死亡者数・致死率も

Posted:[ 2021年3月 1日 ]

宣言効果で大幅に感染者数は減少してきている。それはロックダウン等規制強化した欧米各国も同じで、欧米の一部ではワクチン接種も進み(米国7200万回(27日)/英国1700万回(22日)など)、その効果は死亡者数に表れてきている。

日本の場合、致死率から見た場合、厚労省が厳しい感染基準を設け、病院に運び込まれるときにはすでに重症化して致死率が高かった大混乱の昨年4月から、感染基準は緩和された第3波に対する医療対策は改善されておらず致死率を高めているという数値結果となっている。

これは、これまで医療行政は全国津々浦々厚労省というお上が支配しており、感染症という特措法により、国・厚労省は、いきなり感染症の指定医療機関の管理監督や新コロナの防疫責任を都道府県に委ねた結果、都道府県ではコントロールがまだできずいることをあらわしている。
当然、都道府県は傘下の自治体に防疫責任を委ね、各自治体は混乱を期したまま第3波襲来を向かえ、そしてその結果が、第3波の感染急拡大、病院病床不足、隔離施設不足、死亡数の増加となっている。



スポンサーリンク

<どうなるオリンピック>
肝心のワクチンは生産する欧米国が自国優先で輸出許可制にして日本は超限定された数量しか輸入できず、接種は遅々として進まず、第4波は確実視されている中、どう乗り越えるのだろうか。
オリンピック開催目途は、感染者数を500人以下に、東京は200人以下にすることが必要か、IOCが最終決定するのは4月、JOCがいくら開催すると言っても決定するのはIOC、4月にはその半分、250人程度に減らし、東京は2桁まで下げる必要があろうか。

<昨年は3月下旬から急増>
3月はポッカポカのお出かけ・行楽・旅行シーズン、3月下旬からは若葉萌・お花見シーズン、昨年は感染を爆発させる原因を作った厚労省成田検疫所当局と尾身氏率いる専門家会議の提言、今年はそうした不手際や気の緩みはないだろうが人出が気になるところ。

第3波初期では札幌がGOTOから外れ小樽に観光客が殺到、京都も嵐山観光等が急増、1ヶ月以上遅れて感染者が急増していた。

<変異株>
長引かせれば長引かせるほど、変異株が出現し、中には現在でも懸念されているようなワクチンの有効性が低い株種が増加することも懸念されている。英国型のように感染力が強くて、それでいて現行ワクチンの効果が低い変異株が出現する可能性はいくらでもある。
英国保健相は、新コロナで長期間入院している人から変異株「英国型」が発現したようだとコメントしていた。何が何でも集団免疫で早期に押さえ込むしかない。

<日本には新コロナ防疫対策のリーダーがいない>
「日本国は新コロナのリーダーが不在」のため、新コロナデータを統括する厚労省の発表数値は、
●新規陽性者数は、各自治体がプレスリリースしている個別の事例数(再陽性例を含む)を積み上げて算出したものであり、前日の総数からの増減とは異なる場合がある。
●一部自治体については感染検査の件数を計上しているため(入院解除のための陰性検査をカウントしている。東京都など)、実際の人数より過大となっている。件数ベースでウェブ掲載している自治体については、前日比の算出にあたって件数ベースの差分としている。前日の検査実施人数が確認できない場合については最終公表時点の数値との差分を計上している。(PCR検査数を数日まとめて報告している愛知県などがある)

厚労省は以前はFAXで報告させていたが、都道府県が忙しい・面倒くさいとして送ってこなかったりしたことから、都道府県のリリース(HP)から原始的に数値を毎日拾い、厚労省数値として発表している。デジタル後進国を晒している。

新コロナ防疫対策のリーダーが不在なことから、厚労省が大枚をかけ昨年5月からHER-SYS(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム)を運用しているが、都道府県・保健所等では一部しか運用せず、上記のような無様な集計方法を行っている。ほとんどの都道府県ではHER-SYSを邪魔もの扱いにしている。

<デジタル化時代>
官公庁から電子計算機時代に開発されたFAXを一掃すれば、一機にデジタル化は進む。コンピュータ・オンライン時代、統計もすべてデジタル化すべきで、そうした集計係の国家・地方公務員を後生大事に大量に日本国は抱え込んでいる。
官公庁のデジタル化が進めば、自ずと民間企業・事業所もデジタル化は進む。


スクロール→

 

感染者数

死亡者数

致死率

 

累計

月間

日平均

月間

日平均

20/1

9

9

-

0

0

 

2月

217

208

7

5

-

2.40%

3月

2,122

1,905

62

61

2

3.20%

4月

8,515

6,393

213

391

13

6.12%

5月

16,851

8,336

269

441

14

5.29%

6月

18,593

1,742

58

76

3

4.36%

7月

34,372

15,779

509

39

1

0.25%

8月

68,392

34,020

1,343

282

4

0.83%

9月

83,563

15,171

506

275

9

1.81%

10月

101,146

17,583

567

195

6

1.11%

11月

148,694

47,548

1,585

373

12

0.78%

12月

235,742

87,048

2,808

1,340

43

1.54%

21/1

390,587

154,845

4,995

2,261

73

1.46%

2/19

423,336

32,749

1,724

1,612

85

4.92%

2027

431,740

8,404

1,051

509

64

6.06%

 

 

 

 

 

致死率

1.82%

 


スクロール→

感染状況/厚労省発表分

 

2/27

1/31

12/31

11/30

国内

感染者数

429,505

387,358

232,495

147,155

  当日

1,208

2,672

4,322

1,429

月間

42,147

154,863

85,340

47,196

検査数

7,714,850

6,370,300

4,486,819

3,212,877

  当日

29,196

17,772

39,575

41,335

月間

1,344,550

1,883,481

1,273,942

773,617

空港検疫

感染者数

2,220

2,145

1,885

1,524

検査数

6

480,301

405,670

332,210

チャーター機

感染者数

15

15

15

15

検査数

829

829

829

829

合計

感染者数

431,740

389,518

234,395

148,694

 当日

1,214

2,672

4,336

1,439

 月間

42,222

155,123

85,701

47,548

 日平均

1,564

5,004

2,765

1,585

検査数

8,234,982

6,851,430

4,893,318

3,545,916

 当日

31,686

19,283

41,381

43,380

 月間

1,383,552

1,958,112

1,347,402

824,611

 日平均

51,243

63,165

43,465

27,487

当日国内陽性率

4.14%

15.03%

10.92%

3.46%

隔離解除者

409,319

334125

193,714

125,470

重症者

434

975

716

493

国内死亡者

7,860

5722

3,460

2,139

 当日死亡

53

68

46

20

月間

2,138

2,262

1,321

373

隔離解除率

94.81%

85.78%

82.64%

84.38%

国内致死率

1.82%

1.47%

1.48%

1.44%

 月間致死率

5.06%

1.46%

1.54%

0.78%

確認中

726

451

1619

285

現在感染者数(隔離中)

14,561

49,671

37,221

21,085

現在感染者率

3.37%

12.75%

15.88%

14.18%

検査能力数

155,963

141147

112,953

85,640

日平均検査率

32.9%

44.8%

38.5%

32.1%

・死亡は感染から3週間から1ヶ月遅れて発生する。

・検査数は数日まとめて報告している県があり、当日分は参考程度。

2月は27日までの数値。

 

 


スポンサーリンク

HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

 




スポンサーリンク

 


スポンサーリンク