米国は共和党の知事たちが多く、その多くがトランプ氏を支持している。ワクチン接種がどこまで進んでいるのか不明だが、感染者で抗体を持っているはずのトランプ夫妻は大統領任期切れ直前にこっそりワクチンを接種している。
米国ではワクチンが効きにくいとされる新型変異株の感染も広がっており、2月中旬に米大学が発表したNY市の新規感染者の12%が新型変異株だと報告している。その後各地に拡がっている。マスク義務まで終了させるのは危険だろう。
米南部テキサス州のアボット知事(共和党/ゴリゴリのトランプ派)は3月2日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う店舗の入店規制を解除し、10日から通常通りの営業を認めると発表した。住民へのマスク着用の義務付けも終了する。
アボット氏は「ワクチンや抗体医薬品の進展により、テキサス州は住民をウイルスから守る手段を得た」と強調。今後は生活再建や経済などの正常化に重点を置く考えを示した。
州別では、テキサス州は人口、経済規模ともに全米第2位。