大阪府は12日、新コロナの重症患者用として確保を見込む病床224床の使用率が90.6%の203床に達したと発表した。なお、4月12日現在では218床、使用率は98.3%に達している。
大阪府は重症病床が不足する可能性が高いとして、新型コロナ以外の不急の入院や手術を一時延期し、コロナ病床の増床に協力するよう大学病院をはじめとした約60の基幹病院に緊急要請した。府による要請は初めて。
大阪府は医師の判断で不急と判断できる入院や手術の延期を求め、重症病床の積み増しを急ぐ。 また、病気やけがなど重篤患者に対応する府内16の3次救急医療機関のうち、大阪市立大医学部付属病院と国立病院機構大阪医療センターでは新コロナ治療を優先させるため3次救急を一部制限している。
感染拡大してから3週間前後で感染死亡者数が増加することから、まだ増加してから2週間しか経過していないことから、重症病床は感染者数の増加とともに病床利用数も増加するばかりとなっている。
政府は大阪に依存・放置するばかりではなく、政府が主体となり積極的に近畿圏一円・広域を対象に重症病床を確保する必要があるのではなかろうか。政府は何でもかんでも自治体任せして責任転嫁ばかりしているようでならない。
これまで多くの病院統廃合を行ってきたが、それは全部政府=厚労省が主導したものでもある。